土. 11月 23rd, 2024
852 :本当にあった怖い名無し 2009/08/19(水) 02:48:57 ID:XuFHpr2CO
はじめまして。
私の母が亡くなってから、いろいろあります。

最初は、母の葬儀が終わって、夕方家に戻ったとき。

玄関の黒いドアの、真ん中に、真っ白な蝶々が、ぴったりとまっていました。

直感的に
『お母さん、戻ってきたんだ。』
と、思いましたので
『家に入りたい?』
と、聞いたら、玄関の灯りが、一瞬『いいよ。』と、返事するように、フワッと明るくなりました。
蝶々の羽の模様が、母の顔に掛けた、ハンカチの刺繍の柄にそっくりで、しばらく、その蝶々を眺めていました。

次の朝になっても、その蝶々は同じ場所にいて、私の知り合いや、友人たちも、みんな
『お母さんだ。』『○○さんに間違いないよ。』と、蝶々を囲んで話していました。

それから、初七日を迎える前の晩まで、蝶々はそこに、ぴったりとまったままで、時おり私が出かけようとすると、フワフワと、庭の仕切りまで、見送ってくれて、帰ると、またもとの場所にいるんです。

初七日の前の晩。
『明日の朝は、初七日だから、もう行かなくちゃいけないんじゃない?』と、話しをして、お水をお供えしました。

初七日の朝、ドアを開けてみると、蝶々はいませんでした。
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