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921 :ロミオ伝説|にちゃんまとめ 2015/07/08(水) 11:22:33 ID:e8G
今日休みなのでつらつら書いた。長くてすまん。

一度目の結婚、俺は24で元妻(以下“元”省略)は29、5つ年上だった。
が、妻は背がちっこくて可愛くて、誰が見ても年上女房には見られなかった。
2年目、仕事から帰ると妻が泣きはらした目で産婦人科に行ってきたことを話した。
子宮がん検診に引っかかって、全摘を勧められたらしい。
子宮を取ってしまったら妊娠は望めなくなる。だけど摘出するなら早い方がいいそうだ。
不思議なぐらい迷いは無かった。
早い方がいいと医者が言うぐらいだから、迷ってるヒマはない状態なんだろうなと思ったし。
そりゃあ子供は欲しかった。だけど妻の命に代えられない。
そして手術を受けた。
「鎹なんかなくたって、俺たち大丈夫だよ」本心からそう言った。
この時は本当にそう思ってたし、妻を愛していた。
だけど妻の方がなかなか心の整理が出来なかった。
社宅住まいだったので、どうしても回りは同世代が多く、新婚や妊娠中の人、
小さい子供を遊ばせている人が多い。
それを見るのが辛いようだった。
手術のことは妻の希望で社宅の人には話していなかったから
悪意はなくとも踏み込んだ質問をされることも多かったらしい。
「そろそろお子さんは?」と聞かれるたびに
「妊娠できないのに、そんなこと聞かれるのが辛い」と愚痴をこぼした。
どうにか気分転換させないとと思って、多少無理しても本人が望むところに連れて行った。
海外旅行も年2ぐらいでやってた。友達同士の旅行にも行かせた。
本当は子供が出来ない以上、老後の為にも貯金に励まなきゃと焦りもあったが
今はとにかく妻のやりたいようにさせて、スト乚スを溜めさせないことが優先だと思った。
が、いつまで経っても「今日こんなこと言われたー、子供できないのにー」
「今日も言われたー、泣きたいー」「今日もー」と愚痴を聞かされる。
多分、本人が思ってるほどガッツリ言われたわけじゃないことも
神経質に捉えてクヨクヨしてるようだった。
そういうの全部ひっくるめて支えるつもりで手術同意書にサインしたつもりだったけど
仕事から疲れて帰ってきて度々愚痴られるとどうしていいか分からなくなった。
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