28: 名無しさん@おーぷん 20/08/30(日)14:03:19 ID:g4.x3.L1
妹に張り合ってばかりの人生だった
もう自分の幸せが何なのかよく分からない
私:既婚、1歳の子持ち
妹:2歳下、独身一人暮らし恋人無し
小さい頃から妹は私の真似ばかりしていた
何でもお姉ちゃんと一緒がいい、お洋服は色違いがいい、
お姉ちゃんが習字をやるなら一緒にやりたいといつも着いてきていた
昔はそんな妹を可愛いと思っていた
妹は勉強がよくできたので、
3年生にもなると私の教科書を勝手に読んで内容を理解するようになった
そのうち私の宿題の計算ドリルを楽しんで代行するようにもなった
当時の私が分からなかった部分もすらすら解くので驚いた記憶がある
私は小さい頃から絵を描くのが好きだった
私がお絵かきをすると
妹も真似してよく一緒に描いて見せあいっこしていた
小学校にもなると妹の絵は明らかに私より上手くなっていた
私の小学校は図工の時間に描いた絵で
上手い子の作品を貼り出す習慣があったのだけど、
妹の絵はしょっちゅう選ばれて飾られていた
私はいくら努力しても絵が上手くならなかったので、
そのうち楽しくなくなって描くのをやめた
歌を歌うのも好きだったので中学では合唱部に入った
絵と違って歌はみんなに褒められるので
自信があったけど、妹も歌が上手かった
妹は合唱コンクールでクラスのソロパートを任されていた
私のクラスはソロパートがある歌を選んでこなかったので
やったことがないのは仕方ないんだけど、なんか虚しくなった
高校は別の所に行った
この頃になると私と妹の仲はあまりよくなかった
高校ではそれぞれ演劇部に入った
私は脚本中心の役割、妹はキャスト・脚本・演出など手広くやっていた
私の高校はいつも底辺順位だったけど、
妹の高校は妹の脚本・演出で県大会に進んだ
私が大学を出て就職した先は
超ブラック企業だったので精神がやられて半年で辞めた
そこからは短期アルバイトやパートをしながら生活していた
妹は国立大学を卒業して地元ならみんな知ってる企業に就職した
そこは今時こんな企業ある?ってくらい
福利厚生が手厚い超ホワイト企業だった
妹は都会の支店に配属されて一人暮らしのため家を出て行った
何でも妹の下位置換みたいな人生だったけど、私には彼氏がいた
彼氏にプロポーズされて結婚することになった時、初めて妹に勝ったと思った
だから結婚式で久々に会った妹がお洒落になっていても気にならなかった
むしろ「独身女があんなに気合い入れて、みっともない」とか思ってた
2年たって子供も生まれた
両親にとって初孫、
祖父母にとっては初曾孫だったのでみんなにチヤホヤしてもらえた
妹はまだ独身で、彼氏もいないと聞いていたから気分が良かった
結婚して子供もいて親孝行してる私の方が上だと思っていたから
子育てが大変でも頑張れた
でもこの間妹が親に話しているのを聞いてしまった
「私は絶対結婚したくないし、
子供嫌いだから生みたくないと思っていたので、
お姉ちゃんが全部やってくれて本当に助かった」だって
妹も両親に孫を見せてあげたいという気持ちはあったみたいだけど、
私の子供=孫がいるからもういいでしょ?って
ずっと勝ったと思っていた気持ちが全部吹き飛んだ
妹はそんなことで勝ち負けすら考えていなかったどころか、
私をいいように使っているだけだった
妹はあと数年したら出世して
地元に戻るというルートがほぼ決まっているらしく、
そうしたらこっちで友人数人とマンションか一軒家を買って
共同生活する計画を立ててるんだってさ
私は子供の機嫌の良い時しか面倒を見ない旦那と
夜泣きの納まらない子供を抱えて毎日手一杯なのに、
妹はそんな面白おかしい人生設計をしていて泣きたくなる
私が家事に追われてる時にも
妹は都会で遊び歩いてると思うと子どもも可愛く思えなくなってきた
なんで妹ばっかり何もかも上手くいくんだろう
私の人生ってなんなんだろう
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