昔警備会社で数か月アルバイトをした時の話。
入ったばっかりの19才の女の子を連れて二人で現場へ行った。何の工事か忘れたけど片側通行で
俺とその子で交互に車を止め片方が流す。土建屋さん数人が道路で作業をする。
土建屋さんのリーダー格のAさんは当時の俺と同い年(30)くらいに見えた。
ちなみにAさんは社長の息子。
その現場は二日間で終わって帰り俺が運転する車の中で、女の子が
「Aさんから今日、付き合ってほしいと言われました」と言われたのが衝撃。
交代で休憩をとるんだけど、彼女が休憩をとってる間に言われたんだって。
それまで一言も喋ってないし(挨拶ぐらいか)チラチラ見るぐらいだと思うけど。
恋愛に奥手で当時彼女いない歴=年齢だった俺からすれば、たった二日で告白できるなんてすごいと思った。
どうしたらいいか相談されたんで、俺もAさんのことは良く知らないし何とも言えないけど
好きなようにしたら?小さいけど将来は土建屋の社長になるだろうから悪くないかも?と答えた。
それからどうなったかは知らん。俺は転職して自営業になって数年たちAさんの土建屋さんとも
仕事の付き合いが出来た。社長(A父)と世間話をした時、息子(A)が若い嫁を貰った、と言うんで
もしかして交通警備に来た○○社の女の子ですか?と聞いたら、そうだって言ってた。
その子は高卒だけど商業高校出てるんで事務としても良くやってくれて良い嫁らしい。
まあ結果オーライだけど。