土. 11月 23rd, 2024
839 :名無しさん@おーぷん
大規模災害時に避難所の物資管理を担当した
ありがたいこと大変なこと嫌なことたくさんあったがここで言いたいことはひとつ
「衣類は個人から募る(個人で送る)べきではない」
実はいろんなところで言われてるがあまり浸透していないようなので
自分の体験した修羅場を書いてみたいと思う
被災者のためにと衣類を送ってくださった方々の善意まで否定する気は毛頭ない
ただ現実的に被災地で何が起こったかを知ってもらえたらありがたい

災害直後から届き始めた衣類の寄付は
マスコミの「冬用衣類が足りない!」(ちょうど季節の変わり目だった)という報道を受けて爆発的に増加
あっという間に狭い体育館を埋め尽くした
四方の壁にうずたかく積み上げられる段ボール箱
床が見えないほどの服、服、服の海…
もちろん食料品や生活雑貨など衣類の他にもさまざまな種類の物資も続々と届く
しかし個人から送られてきた衣類ほどスタッフを苦しめる存在はなかった
まず仕分けの手間。普通の物資を1とすれば衣類の箱は10というほど手間がかかる
男性・女性・子ども。上衣・下衣・肌着・上着。そしてサイズ
せめてこれだけでも分類した状態で入っていれば御の字だがそんな箱はほぼない
箱を開き一枚一枚手に取って確認する
これは女性のセーター、Mサイズ。こっちは子どものズボン、140センチ。
見た目ですぐに判断できる服ばかりではない。
これは紳士?婦人?どっち? サイズのタグはどこについてる?
畳んである服を広げて基本情報を確認し、また畳んで分類する
これが想像以上に膨大な時間と手間を要する。やってもやっても衣類は減らない
それどころか次々に新手が送られてくる
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