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333 :鬼女の秘密 2019/07/19(金) 12:16:00 ID:orNMCHih.net
もう10年近く前の事だけど思い出すと今だに悔しくなる。
うちの母が朝、犬の散歩をしてたら目の前で車同士の交通事故があり飛んだきた車の部品を避ける時に転んでリードを離してしまい、音にビックリした犬が逃げてしまった。
急いで家に戻って来て「ラン(犬)が逃げた!」と言われて父と探しに行ったけど、私はその時ケーキ屋で働いていて、その日は12/23で1年で1番忙しい時期だった。
父に「後は俺たちで探すから仕事に行きなさい」と言われ泣きながら出勤して、笑顔でお客さんにケーキ売っている時も「今頃ランが車にはねられてたら…」とか「山とかに迷い込んで動物に襲われてたら…」と思うと泣きそうになっていた。

昼休みにFBに「今日の朝、こういう事情でランが逃げた。見かけた人がいたら連絡下さい。拡散してくたまさい。今は仕事中なので私は電話には出れない」と写真を載せたら
友達A子から「ランがいなくなったのに何で仕事してるの?!私なら絶対無理!私なら絶対休んで探しに行く!」とコメントがきた。
「私もそうしたいんだけど捜索は父母に任せてる。私はどうしても今日はケーキ屋を休めないから」と返すと「信じられない。私だったら絶対に仕事より犬だよ。ありえないよ、ランが可哀想すぎるよ…」と返事がきた。

そのコメントを見て「私だってそうしたいよ!!でも特設販売所の責任者を任されてるし、1年で1番忙しい時期にドタキャン休みなんて出来ないんだよ!!」と思うと涙が止まらなくなり事務所で号泣してしまった。
4日後にランを保護してくれてる人が張り紙を見て連絡をくれて無事に見つかったのでFBにも「見つかりました」と書いたらA子から「良かったね。これに懲りて今後はランをもっと大事にしなきゃダメだよ?」とコメントが来た。
A子の考え方は間違ってないのかもしれない。でも、もう私は無理だと思ってCOした。
今でもこの事を思い出すと悔しくて仕方ない。
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