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534 :殿堂 2014/09/09(火) 17:47:56 ID:UDpouKJ5P
大学生の時、なんか地味でダサくてセンスの無い男が同学年にいた。
髪はボサっとしていて眼鏡をかけており、服装も変。そしてやたら背が高くて色黒だった。
顔立ちはくっきり二重で、よく見れば悪くない。身だしなみをしっかりすれば普通にモテるんじゃないかと思われる人。
「一人にしてくれ」というオーラを四方八方に振りまいてたから友人はいない。派手目な女子達は「あの男は恋愛対象外wタヒんでもナイw」 と嘲笑っていた。
そんな男なのに、私は彼が気になって仕方がなかった。恋愛感情なのかはわからなかったけど、今日も変な服装だな、髪の毛が昨日より飛び散ってるといちいち観察。
馬鹿にしているとかでは無いんだが、説明しづらい感情を彼に抱いていた。
彼に好意を抱いてるとはっきり自覚したのは2年生のときだった。
レポートを仕上げる為に校内の図書館を利用したのだが、彼は隅の椅子に座って「鳥類図鑑」を読んでた。
なんだか外見とのギャップが凄まじくて、私は心の中で笑いが止まらなかった。
私は一緒にいた友人の存在を忘れ、彼に「鳥が好きなの?」と声をかけた。彼は眠たそうに「うん」と答えた。
私はこの瞬間に、「あ、この人好きだわ」と直感した。

それからの私はもう別人格が乗り移ったんじゃないかと思うくらい彼に猛アタック。今まで好きな人ができても想いを告げられずに泣き寝入り、彼氏なんて一度もできなかった私がここまでやるとは・・・と友人は驚いてた。
彼には「からかってるんですか?」と睨まれた。ああ、今まで女性.にそういう扱いを受けてきたのかなと思いつつ、めげずにアプローチするが玉砕。
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