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598 :鬼女日記 2016/04/18(月) 11:37:04 ID:dHN
前カノは料理は嫌がらずするのに弁当だけはなぜか作ってくれなかった。
何度か頼んだのだが「人のお弁当は気を使う」という訳のわからない理由で作ってくれなかった。
メシマズではなかったし、むしろマメな女だったと思う。
しかし弁当は拒否された。仕方なく俺は昼は外食もしくはコンビニ弁だった。
ある日、彼女が自分の分は弁当を持って行っていることが発覚した。
俺は怒り彼女を問いつめた。
彼女は「自分の分は気を使わなくていいから作れる」「彩り等弁当は普通の料理より面倒」
などと言って自分の非を認めなかったので、俺もついムキになって
「それ答えになってないよね?」「彩りとか俺の言いたいことと関係なくね?」
と1つずつ言い訳をキッチリ潰していった。
最終的に彼女は黙り、立ち上がって出て行こうとした。
「逃げるってことは自分の非を認めるってことだぞ?それでいいのか?」
と訊くと「それでいいよ」と吐き捨て彼女は逃げた。
以後なんと本当に彼女は逃げた。
携帯がつながらなくなり、メールも届かなくなった。アパートへ行ったが居留守された。
アパートの前で篭城しようかと思ったら隣人にジロジロ見られてやめた。
お互い頭を冷やしてからまた話そうと思い、一ヶ月後アパートに行ったら
彼女は引っ越していた。完全逃亡だった。
今思えば弁当くらいでなぜあんなムキになったのかと後悔するが、
弁当ごときで行方をくらました彼女も彼女だと、数年経った今はちょっと笑える。
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