463: 本当にあった怖い名無し 2012/01/07(土) 01:30:26.37 ID:w3sFOMC00
俺の家は地方の大きな大学の近くにあって、近所にアパートが多い。家の右横と斜め前がアパートだ。
2年ほど前の話なんだけど、俺が夕方5時頃、高校の帰り道にその家の斜め前のアパートの前を通りかかったときに、2階の一番俺の家に近い部屋の窓とカーテンが開き、電気がついていているのに気づいた。
そこは空き部屋だと思っていたんだが。よく見るとベランダごしに中の様子がわかる。といっても部屋の上部なんだけど、なんだか首をつってる人がいるように見える。
まさかと思って何度も角度を変えて見直したんだけど、ロープがはっきり見えるし、その下に人の頭のようなものがある。
顔の表情はわからないけど、全体として首つりとしか思えない。
それで家に戻って、早く帰っていた親父に相談して一緒に見にいってもらったら、やっぱり首つりじゃないか!ということで警察に連絡した。
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それで家に戻って、早く帰っていた親父に相談して一緒に見にいってもらったら、やっぱり首つりじゃないか!ということで警察に連絡した。
その後に親父がアパートの大家にも電話をかけた。
家の前で待っていたらパトカーと救急車が来て、警官が2人俺らのほうに出てきてその首つりを確認した。
「たしかにそう見えるね」
と警官の1人が言って救急隊員らと一同でアパートに入っていった。そのすぐ後にミニバンが来て、大家さんらしい人がアパートに入っていった。
そして警官が部屋に入ったらしくカーテンが引かれ窓が閉められて中の様子は見えなくなった。
俺と親父はアパートの前で待っていたら、15分くらい後、恐縮した様子の大家さんと警官、救急隊員がそのまま出てきた。
大家さんは、すみません、すみませんという感じで警官の1人に謝っている。救急車は帰って行った。
さっきの警官が俺らを見つけて近づいてきて、
「ご苦労さんでした、心配をかけましたね。いや自サツではありませんでした」
と言う。