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763 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2018/08/16(木) 21:42:12 ID:sTnjbLVR.net
もう十年以上前の話しだが、当時の彼女がうちで夕飯を作ってくれることになった日のこと。
付き合ったばかりで彼女の手料理はまだ食べてなくて、すごく楽しみにしてた。
あんまり上手じゃないけど頑張るねとか言われて嬉しくて、何が食べたいか聞かれたから、鶏肉の料理がいいと言ったんだ。
二人でスーパー行って買い物して、幸せだった。
唐揚げとかは大変だからソテーを作ると言ってくれて、手伝おうか?と言ったら座って待っててとか言われて、にやにやしながらリビングで待ってた。
包丁の音とか聞こえて、将来結婚したら毎日ごはん作ってくれるのかなあとか思って。
しばらくしてジューって音が聞こえて、肉焼き始めたなとか思ってたら、彼女がぎゃああと叫んだもんで、急いで台所に行ったんだ。
そこからの会話は今でもよく覚えてる。
俺「どうしたの!?」
彼女「油がはねた!腕にはねた!痛い!」
俺「大丈夫!?水で冷やそう!」
彼女「何で!?何でこんなにはねるの!?許せない!」
俺「皮から油が出たんでしょ?早く冷やさないと」
彼女「痛い!訴える!」
俺「え?誰を?」
彼女「あのスーパーだよ!こんなに油がはねる鶏肉売って!」
俺「……いや、たぶん勝てないよ。別に油がはねるように加工したわけじゃないから」
彼女「じゃあ鶏の飼い主!」
俺「生産農場のこと?油のことにまで責任取ってくれないと思うけど……」
彼女「何なのさっきから!もう別れる!帰る!ママ呼ぶから!」
彼女はぷりぷり怒ってお母さんに電話し、鶏がはねたから別れるとか言ってたけど、意味が通じないらしくさらに怒ってた。
何を言っても話しかけないで!と言われて、そのうちお母さんが迎えに来た。
彼女はさっさと車に乗っちゃったけど、お母さんに説明を求められ、いちおうしたけどよく分からないと言われた。
あまりにも驚いて冷めたし、放置してたら数日後お母さんから携帯に電話来て、娘が復縁したいと言っていると言われたけど断った。
今の嫁と結婚するとき、念のためこの話しをしたら爆笑され、私はそんなこと言わないから大丈夫と言われたので、安心して籍を入れた。
今では笑い話だけど、あのときは衝撃的だった。
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