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129 :ロミオ伝説|にちゃんまとめ 2018/11/24(土) 00:28:47 ID:xRAMuY3r.net
10代後半くらいに知り合って関わりがあった人を二十代に入ってから好きになった。両想いにもなれた。
先日親と、子どもの頃あの人とあんなことがあったね~みたいに話してて、言われて思い出したこと。

彼と会う機会があって、来る途中にトンボがたくさんいたという話になった。昔、近道をするとトンボが山のようにいて車では避けきれないから通らなくなったことがあったとか話した。
その次に会った時、彼は今日はいいものを見せてあげると言って手から隠してたトンボを見せた。
まだ小さい綺麗な赤とんぼだけど逃げ出したそうだったし、虫は苦手だから触ろうとは思えなかった。
そしたら彼が、嫌い?と聞いてきて、得意じゃないと言うと、なんてとんでもないことをしてしまったんだろう!みたいな顔をして、そっか、と言ってトンボの羽を両手で持って左右に引っ張り、体ごと引き裂いた。
そしてそのままゴミ箱に捨てた。私はパニクってトンボ大丈夫?って聞いて、彼は虫だからね、もう大丈夫だよって笑った。

なんで忘れてたんだろう。私が嫌いだと聞いてパニクって引き裂いてしまったなら自分でもびっくりしたり、罪悪感とかあるよね。
なにがしたかったのかもわからないけど、たまにペンを突き立ててみたと思った次の瞬間に笑顔だったりする人だから、きっとおかしいんだろうな。
トンボが可哀想だ。ごめんね。
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