土. 11月 23rd, 2024
190 :名無しさん@おーぷん
職場の話。
先代の工場長は無茶苦茶だった。
まずケチ。経費の使用をまるでそれが自分の金であるかのように渋り、
必要不可欠な備品の購入すらなかなか許可を出さない。
パワハラは当たり前。少しでも逆らうと嫌なら辞めろ。通院したいと残業を拒めば人格否定。
ある先輩などは新婚旅行明けに出社したら真顔で辞めたかと思ったと言われ、数か月閑職に追いやられネチネチ言われ続けたそうだ。
当然蛇蝎の如く嫌われていた。
また職場のパソコンでエ□動画を見ていることも周知の事実だった。
対して今の工場長は慕う人が多く、皆一刻も早い先代の退陣を望んでいた。
俺は下っ端すぎて関わりがなくさして興味もなかった。
でもある時、喫煙所で先代と営業部長、俺の3人になった。残業が多い時期で営業部長も応援に狩り出され、すこぶる機嫌が悪かった。
(うちは営業は残業代0 工場は満額支給)
営業部長が俺に、お前昼飯の時2台機械見てるだろと聞いてきた。たしかに俺の部署は昼休み1時間のみそうしている。はいと返すと、
じゃあ忙しいときは1人で一日やれるよなと悪魔の笑み。
答えあぐねて先代を見るとこちらも悪魔の笑み。終わったと思ったら営業部長に一言、おまえこいつを辞めさせたいのか。
営業部長は狼狽してそんなこと一言もとしどろもどろ。先代は更にお前の言葉は業務命令になる。それに逆らったら辞めさせるのがうちのやり方だろと追撃。
嫌な沈黙が流れた(俺としてはやりこめられた営業部長が可笑しくてしょうがなかったがw)
先代はぼそっと、一日2台なんかかわいそうでやらせられるかと呟いた。
営業部長は残業代のことを持ち出していたが、面接で説明受けたはずだしそれを補う営業手当だと一蹴された。
それ以来俺は先代が意外とはいい上司なのではと思うようになった。
 
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