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527: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2015/06/27(土) 03:25:56.02 ID:fg7PcoXB.net
平成の大合併前、
うちは母子家庭で俺が大学生になった頃の話。 

母は公務員だった。
その自治体の女性の中では
かなり上位だったようで、
合併前の交付金で出来るという
図書館の副館長に
なるんじゃないかと言われており、
男性公務員からは
それなりに反感も買っていたようだ。

そんな折、
母は健康診断に引っかかって
検査入院することになったんだが、
先述の図書館立ち上げに追われ
だいぶ検査入院を先延ばしにしていた。 

そして入院したその日、
ご家族の方と医師に呼ばれ
ガンが相当進行しており手が施せない状態だ
と告知されたのが一つ目の修羅場。 

非情だが本人に告知すべきだった筈なんだが、
親族や周囲の人間の
「かわいそう」を真に受け伝えられなかった。 

検査も治療も行われないまま
病室に閉じ込められた母を
休学して病院に詰めていたんだが
当然日に日に弱っていくのを見ているしか
出来ない状態。 

ある意味
親子で病院に閉じ込められてる感じだった。 
さすがにおかしいと気がつく母、
病院からの逃走やら自害未遂やらを起こし
薬で沈静化させる事態に。 

そんな中押しかけてくる大学の先輩。 
「遅くなってすまなかった。
さぁお母さんをお寺に連れて行こう。
信心があれば病気も良くなる」 
と意識の無い母を
連れ出そうとしてくれたのが第二の修羅場。 

そんな状態では
長く保つわけもなく入院から3ヶ月目で母シボウ。
ちょうど新図書館オープンの数日前だった。 

そんなわけで
「生意気にも図書館オープンの日程に
葬式をぶつけやがって最後まで生意気な。
葬式を一週間ずらせ」 
というお言葉を頂いたのが第三の修羅場。
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