土. 11月 23rd, 2024
44 :名無しさん@おーぷん
高校の頃のお世辞にも可愛いとは思えない一つ上の女の先輩の話。
工業高校だったから女子が少なく、掃除場所が三年間、一ヶ所しかない女子トイレなので、
否が応にも顔を合わせる羽目になる。
ファッションわからない地味な私の目から見ても、相当似合わないピンクのカーディガンをいっつも着てたり、
「彼氏がぁ私の事好きすぎてぇちょっと鬱陶しいくらいー。まぁでもしょうがないから付き合ってあげてるの〜」ってアピールしてきたり、
「この前〜駅前でナンパされちゃってぇ〜すごくうざかった〜」とか、
「下駄箱に〜放課後来てくださいって手紙が入ってた〜」とか、
なんかウザイ上にイタイ先輩がいた。

とある掃除の時間、なんかピンク先輩が寄ってきたなと思ったら、
「○○ちゃんって、誕生日いつなの?」
と訊いてきた。

女子特有かどうかは知らないが、大抵この場合、自分の誕生日を答えた後、相手に訊き返したり、
後々、誕生日に文房具程度のプレゼントがあったり、逆に相手の誕生日にプレゼントを渡さなければならない雰囲気になる(と、少なくとも私は人生経験上思ってる)。

はっきり言って面倒だし、そんな気遣いしたい相手でもないし、ピンク先輩なんかの誕生日知りたくもなければプレゼントあげたくも貰いたくもないので、
「○月です」
と、月だけ答えて日にちは言わなかった。
すると、ピンク先輩は、
「へーそうなんだぁ」
と気味悪く笑いながら頷き、
「私ねぇ、えへへ、明日なの!!」

いや、訊いてねぇよ。

「へーそうなんですか!」
と言って話を切り上げ、次の日じっと見られたが何もしなかった。

自分の誕生日を知って欲しいあまり、他人の誕生日を前フリに使う理由が分からん。
プレゼントねだるなら後輩じゃなく愛してくれる彼氏にねだれと思った。
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