土. 11月 23rd, 2024
180 :名無しさん@おーぷん
大学時代、親父が海外転勤で母親と一緒に行ってしまって一人暮らしになった。
その我が家のお向かいさんが70歳ぐらいの一人暮らしのばあちゃんで、
時々おかずを差し入れてくれたりして「勉強がんばれ」とか応援してくれて、
俺もお礼がてら重い物の買い物を代行してあげたりしてた。
ある日、ある会社の二次面接があって出掛けようとしたところ、その向かいのばあちゃんちの
台所の窓に電気が点いているのが見えた。
その時は特に気にもせずに駅に向かったが、電車に揺られているときに突然不安になった。
その日は天気が良かったし、ばあちゃんちの台所は北向きとはいえ十分明るいと思う。
なんとなくだが、年寄りは無駄に電気を点けない気がしたんだよ。
まさかとは思うけど、中で倒れてたりしないかなーってなんか不安になって
でもせっかく一次を通って大事な二次面接、遅刻するわけにはいかない。
ばあちゃんちの電話番号は家に帰れば分かるけど、自分の携帯には登録してなかった。
他に連絡取れそうなご近所さんも知らないし。
電気を消し忘れて息子さんの家に遊びに行ってるのかもと無理矢理考えて、
どうかそうでありますようにと願いながら、面接が終わると飛んで帰った。
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