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933 :ちわわ速報|修羅場・鬼女・2ちゃん生活まとめ 2017/04/14(金) 12:14:27 ID:L6J
子供の頃、俺は母をエスパーだと思っていた。
「Aさん家は今年の雪かき要員に数えるの少し待った方がいい」
「近々物入りになるかもしれないから、部活用品の買い替えは来月ね」
「どこそこの道は通らないようにしなさい」
後日
Aさん家離婚→引越し
物入り→近所で不幸があって香典その他
どこそこの道→木が倒れてふさがれた。怪我人も出た
「どうしてわかったの」と聞くたび母は「女の勘よ」
母の勘はすげえと思っていた。

そして幾数年。
一昨年父がタヒんだ。
母となんとなく例の女の勘について話したら「あれは嘘」だと。
本当はA夫のネクタイのローテーションがおかしくなったとか
近所で不幸がありそうだと嫁同士のネットワークで知ってたとか
木が折れそうなのを鳶さんから聞いただけらしい。
タヒんだ親父が小言の多い人だったんで
上記を説明すると「人をじろじろ見るな」「噂話をするな」とうるさいから
女の勘と言って済ませていたんだとさ。
要するにエスパーでも何でもなく観察眼が鋭く社交性.がやや高いだけのただの人だった。

現在は自分の見たことをズバズバ言ってる。
「Bさんとこの旦那さん、結婚指輪が違うのになった。離婚近いな」
「Cさんあの顔色永くないわ」
「Dさん家は嫁姑の勢力図変わったね。庭観りゃわかる」
エスパーでないのは判明したが、全部当たるのでやはり母が怖い
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