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715 :ロミオ伝説|にちゃんまとめ 2012/01/24(火) 21:50:56 0
実家は元地主で、土地解放の後もいくつも山や土地を持っていた
だが田舎で、山には上下水道も電気も通っていないので余り価値は無い。
山は手入れしないと荒れるので、むしろマイナス財産。
でも先祖伝来の土地だし、山には昔のお墓も(60墓くらい)有るので手放さずにいた。
私が結婚後、趣味で草木染めを初めて、姑や義妹もはまったので実家の山に材料を取りに行った。
クマは出ない土地だし、今の時期は蜂も蛇もほぼいないのでピクニックも兼ねて
私達夫婦、義両親、義妹夫婦、義弟夫婦と実家の庭師さん2人の計10人で山に入った。
庭師さんに種を蒔いて貰った染料の植物を刈り取った後、姑が花入れに細工する竹が欲しいと言って
皆で様子の良い竹、ついでに早咲きの梅を探してキャッキャッしていたら
滝の近くで手製らしき小屋を発見した。
庭師さんもビックリしていた。実家は誰にも山を貸したりしていない。
簡素な作りの小屋で、野外に屋根だけの調理場。畑、鶏小屋、ドラム缶の風呂もあった。

いったん実家に帰り、念のために親に確認を取ったがやはり誰にも土地を貸していなかった。
警察と庭師さん(案内)が山に入り、住人を確保。
若い浮浪者のグループで、男性.4人が住んでいた。
近くに天然の温泉も沸いているし、なかなか快適な生活だったらしい orz
家の裏山に、一年近く人が居たのに気付かず実家族真っ青。
犯罪者とかで無かっただけ良かったけど、住人が山中逃げ回ったおかげでリアル山狩りを見て恐かった。
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