金. 11月 22nd, 2024
565 :殿堂 2011/10/26(水) 21:14:22 O
買い取りもしている書店で働いているが今日あった修羅場を

カウンターで仕事をしていたら女忄生が
「買い取りやってると聞いたのですが」
と聞いてきた
「はい。ですが買い取りできないものもありますよ」
と言うと
「分かりました。お願いしたいのですぐに持って来ます」
と走って店を出て行った
その10分くらい後、さっきの女忄生が大きい紙袋二つ分を持って来た
中には本がぎっしり。「CDもあります」
との言葉にまずは必要事項を用紙に記入してもらい、すぐに査定にとりかかった
本はすべてハロプロの写真集、CDもミニモニや鈴木あみなど、今から見ると「懐かしい~!」と言いたくなるものばかり
全部で100冊はあったろうか。そのうち20数冊は買い取りできなかった
女忄生を呼びその後の査定価格など話している時だった
「ババア!てめぇ、何、他人のものを持ってってんだよ」
と男忄生が怒鳴りながらカウンターに走って来た
それに「黙りなさい!」と一喝すると「分かりました。それで結構です」と女忄生
「役に立たない本やCDに現を抜かしてないで仕事見つけなさい」と男忄生に言う
恐る恐る
「それでこちらは買い取り不能でして」
とできないものを見せると「じゃあ処分で」とあっさり
豪華版モーニング娘。初代メンバーの写真集もその中にはあった
「ファンにはたまらないよね」
と店奥で同僚が言っていたが、男忄生も(以下、会話の内容から息子とします)ファンだったようだ
「ふざけんなよ!処分って何だよ!」
そう言ってそれを引ったくろうとする手を女忄生がばしんと叩いた
「生きていくのに何の価値もないでしょ。そんなに嫌なら今すぐこれ全部を買ったお金を渡しなさい。全部自分じゃ買ってないのに甘えたことを言うんじゃない」
女忄生の息子への言葉と私への言葉のあまりの温度の違いが。「ぶっ杀殳すぞ!」
と息子が言えば
「そんな勇気もないくせに、何を偉そうに」
と笑ってもいた
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