金. 11月 22nd, 2024
899 :殿堂 2013/03/07(木) 19:09:27
私60、嫁43、娘20×1
おっさんの話で申し訳ない。

一昨日の深夜このスレを読んで、ここ数年、嫁と穏やかに話すことすら無かったかもしれないと青ざめました。
これは実行に移さないとと思いました。
昨日の夕方、仕事を終えて真っ直ぐ嫁の部屋に向かうと、嫁はテレビをボーっとみていました。
部屋に現れた私をチラッと見た後、またテレビに目線を戻されてしまいましたが
こんなことで詰まってはずっと言えないままだと意を決して、テレビの横にあるドアの前で立ったまま話しかけました。

私「ただいま、お母さん」
嫁「・・・・・・」
私「そのままでいいから聞いてほしいんよ」
嫁「・・・・・・んぁ?(テレビを見ているまま)」
私「結婚する前、うちの家に滅茶苦茶言われても黙って我慢しとったね」
私「結婚して大分経って、▲▲(娘)も大学生になって、大人になりよったけんどねえ」
嫁「・・・・・・」
私「私は○○ちゃんのこと愛しとるけん。これからもずっとよ。結婚してくれてありがとう」
嫁「・・・・・・」
私「愛しとるよ、○○」
嫁「・・・・・・」

20秒ほど?待っても反応が無く、不発かと思いかけた時でした。
テレビを見ているままだった嫁の目から、つーっと涙が出てきて、ゆっくりとこちらに首が向きました。

嫁「・・・・・・(無言で泣きながらこちらを見る嫁)」
私「あ、あ、ごめんよお母さん、急でびっくりしたかな、ごめんね、ごめんね(パニック)」
嫁「好きよ」
私「・・・・・・・(びっくりしすぎて声が出ない)」
嫁「お父さん・・・ごめんなさい、好きよ」

そこまで聞いた後、号泣してしまって覚えていません。
嫁の横にすがりついて、看護師さんが駆けつけるまで大声で泣いていたようです。
聞いた話では、嫁が「好きよ、ごめんね」と繰り返しながら頭を撫でてくれていたそうです。

嫁が脳卒中で倒れて7年、悪化の一途を辿ってきた中おおよそ4年ぶりに交わした会話でした。
娘も大阪へ行き、情けなくも介護に勝手な限界を感じ始めていましたが、一番苦しんでるのは嫁だ、ともう一度気づくことが出来ました。
私の親族に酷い中傷を浴びても微笑んで受け流し、一緒になってくれた嫁。
このスレに私も嫁も救われました、愛する家族とこのスレに、ありがとう。
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