前編はコチラ
夕日に照らされて黄金に輝くバスに乗り、クソのつくド田舎から逃げた嫁です。
ようやく落ち着いたなと思えるようになったので、その後のことなど報告させて下さい。
実家に戻り、クソウトに暴言を吐いてからしばらくは表面上おだやかでした。
が、義実家とその周辺では「嫁が跡取りをさらって逃げた」と大騒ぎだった様子。
(といってもウトメがあちこちにないことないこと触れ回り、暇なご近所がのっかっただけ)
夫から「嫁子も息子たちも元気か」「すまない」と電話があったのは一ヶ月後でした。
そして季節が変わる頃、実家に分厚い封書が届き、開封したところ中から便箋10枚…
「嫁子は人さらい、跡取り(特に長男)を連れ去った罪は重い、どこの馬の骨かわからない女を
今までどれだけ尽くし面倒をみてきたか全くわかっていない、それを許して囲う両親もバカ野郎だ、
これを読んだら即刻長男を○○に戻し、嫁子には謝罪と今後の介護と家業の全てを命ずる、
○○(集落)の人間には全て暴露してあるから日本中に逃げる場所はないと思え」
といった旨の内容がカタカナと方言混じりのクソウトの字で書かれていました。
おまけに、もともと私にはないはずの「ウト名義の土地田畑家屋全てを相続する権利(?)」
を放棄する内容の誓約書まで同封されていました。「甲」が「申」でした。