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245 :修羅場な話 2011/10/08(土) 06:55:37 0
昨夜思い出した過去の修羅場をアイサツがわりに

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自分が小学校低学年、姉がいて小学校高学年、妹がいて幼稚園児だったころ。

父は公務員だったが子供三人抱えた暮らしで金銭的に苦しく、隠れてバイトをしてた(と後に聞いた)。
そのバイトにはバイクで通っていたようだが、ある日の帰宅時にコケたかなんかして自爆。
当時はケイタイなんぞ庶民の家庭にあるはずもなく、バイクと痛む体を引きずって自宅まで自力で歩いてたどり着いたそうな。
今思えば、ガキじゃあるまいし直接病院行けやとか、近場で電話借りるぐらいできるだろとか(自宅直近には公衆電話もあった)疑問がわくが。

その頃父除く俺一家は呑気にテレビみたりコタツで丸くなったりしてた。
父帰宅で母が出迎えに出る。玄関に向かって姉自分妹「おかえりー」

居間に現れた父が疲労困憊で顔色をなくし、さらに事故で痛々しい赤色に染まった膝を抱えているのを見て
自分らガキは絶句&パニック、母は白い顔をして父に肩を貸してた。

当時、教育方針ゆえか我が家では、子供が親(特に父)に気安く声をかけられるような空気ではなく
この日も「どうしたの?」とか「大丈夫?」とか誰も言い出さず、ひたすら沈黙がそこにあった。

最初に口を開いたのは父。痛む膝抱えて、妻に肩を貸してもらって、自分のこどもにグロ画像ご開帳しに帰ってきた父がなんて言ったと思う?

・バイクで事故った。スゴく痛い。今から病院に行ってくる。
・自分(父)が怪我をしたのは お ま え た ち の せ い だ
(曰く、まじめじゃないから、親の言うことを聞かないから、教えてやった体操をやってないから、神様がry)
・自分が帰ってくるまで体操をしてろ。ずっとしてろ。夜中までやってろ。絶対やってろ。やめたらわかるんだからな、やってろよ。
・痛い、すごく痛い、お前らのせいで痛い(ホントにこう言った)

ちなみに「体操」というのが、『西野流呼吸法』でググると出てくる武道とカルトと健康法のサンコイチみたいな眉唾。
極めると「気のパワーで手を触れずに人をフッ飛ばせる」という極意があるそうな。父はZ戦士にでもなるつもりだったのか。
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