木. 11月 21st, 2024


578 :拝啓、鬼女様 2010/01/15(金) 18:48:56 ID:EnpJpPN1
旦那にカラスの友人(?)がいた事。
今日たまたま休みが重なって買い物に出かけた折に、その道を通って聞いた話。

学生の頃からバイクで通学してて、いつもちょっとした山というか峠を通っていた。
今では通勤ルートに変わり、やはりバイクでその道を通っている。
その山頂付近の道沿いに自販機とか設置してある、避難所と休憩所を兼ねたような場所がある。
道中そこでよく一服してると、ある日カラスが1羽いた。
何の気なしに余った昼食のパンをやった所、カラスはおっかなびっくり近づいて食べてくれた。
それからはちょくちょくカラスを見かけるようになり、その度に食べ物を持ってたらあげる、
というのを繰り返してたんだそうな。

んでまたある日、一服するつもりもなく峠道を走ってると、カラスがしきりに鳴いてるのが聞こえる。
気になって寄ってみたら、カラスが木の上でガーガー鳴いてる。
降りてくる気配もないし、何だろと思いつつ道に戻ると、ブラインドコーナーの先には
大小の落石が多数転がっていた。先日まで続いた大雨が原因の模様。
そのまま立ち寄ることなく普通のスピードで突っ込んでたら転倒は免れなかった。
旦那はカラスに助けられたと思い、それからしょっちゅう立ち寄っては親交を深めていった。

やがてカラスは2羽で来るようになり、いつのまにかその間にちっちゃいカラスがおり、
ちっちゃいカラスは大きくなるにつれて1羽で来るようになり、また最近2羽に増えた模様。
恩鳥の3代目が来るのも時間の問題だろうとの事。

テレビとかでよくみる、「種族を超えた絆」を、まさか一番身近な人が結んでるとは思いもしなかった。
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