土. 11月 23rd, 2024
863 :殿堂 2021/02/23(火) 23:48:56 ID:Nz.9g.L1
統合失調症になったとき。
ネットでも「被害妄想がヤバい人」「アルミホイル頭に巻くような異常な人」のイメージの強い統合失調症。まさか、自分がなると思わなかった。

始まりは高校1年生の時、ずっと部屋にいても誰かがヒソヒソと囁く声がしたこと。
何言ってるか聞き取れなかったが、「マンションだからなあ。電話ってこんな響くっけ」と思っていた。
しかしそれはずーっとおさまることがなく、「私を監視して、その話をしてるんだ」とわかった。

そうなると声の主はお隣かもしれないし上かもしれない下かもしれない。そして出た結論が、「全員が結託して私を見張って杀殳そうとしている」というものだった。

家族に訴えても友達に訴えても考えすぎだと言われた。

「お前らもグルなんだね」「出てこい!お前ら卑怯だ!私を杀殳したいんだろ!!!」と家族の前で泣き叫んだ。
家族にも「私見張られてるんだよ、杀殳されるんだよ。なんで、そんなに冷静なの?」と泣いた。

そしてある日玄関に泥だらけの足跡を見つけて警察を呼んだが、「そんな足跡ないよ?」という。確かに無かったが、「警察もグルなんだ」と絶望した。

ある日母は泣きながら、「私子、お父さんとお母さんには私子の見てるもの、聞いてるものが見えないし聞こえない。私子はそれをおかしいって思ってるんだよね。
多分お父さんとお母さんおかしいのかも。
一緒に病院について来てくれない?」

と言われ、ついにわかってくれたか!とついて行った。
そこで私はカウンセリングシートに今まであったことを書き連ね提出。

お医者さんは私の話をずっと聞いてくれた。

そして、

「私子さん、落ち着いて聞いてくださいね。とてもショックかもしれません。

病気なのはご両親でなく、あなたです。あなたは統合失調症の陽忄生症状が出ている」
と言われた。

違うの!と叫ぶ私に「あなたは今とても辛いね。誰にもわかってもらえないんだよね。どうかそれを根本から治すと思って、聞いてほしい」と説明され、抗精神薬を処方された。

飲みたくなかったが、「これで落ち着かなかったら私の正しさが証明される」と思って飲んだ。

それから一ヶ月後、声は何も聞こえなくなってきた。
そこで幻聴と幻覚だったとわかった。
今でもそういう声がすると幻聴だと認識できる。

私はそんな病気にならないと思ってたからショックだったが、親のほうが修羅場だったと思うし、すまなかったと思う。
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