月. 11月 25th, 2024
225 :殿堂 2011/06/17(金) 09:23:35 ID:PFY/Em0G
嫁が流産した
妊娠が分かった時は初の事、本人は本当に嬉しそうで、毎日母子手帳を読んだり、日記を書いたり、飽きる事無く妊娠出産に関するサイトを見てた
名前なんて、男女共に50パターンくらい考えて実際に書いてた

妊娠10週の先日、僅かに出血するもんで病院に行った
正常でも出血するのは少量ならば珍しくないと聞いていたので、念のためだね、って感じで、深刻には考えてなかった

病院に付いて行ったのね、待合室で待ってたら、診察を終えて嫁が扉を開けて出てきた
扉から姿を見せた瞬間、雑誌から目を上げた俺と目が合ったんだけど、表情は笑みを含むような、いつもの明るい嫁だった
…だったんだが、診察室の扉から俺が座ってる椅子までの6メートルくらい、ほんの10歩くらいを歩いてくる間、嫁の顔がみるみる変化していった
俺の元にたどり着いた時には真っ赤で大泣き
まるで一時間は泣き続けていたかのような、目は腫れ、頬はびしょびしょの表情

流産自体は凄く悲しかった
でも、嫁のあの表情の急激な変化の過程は多分生涯忘れない
男の俺が感じる感覚とは次元の違う、女忄生ならではの悲しみというのを肌で感じた
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