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698 :おさかなくわえた名無しさん 2005/10/03(月) 22:01:18 ID:A4uWUGvi
武勇伝っつうか、むしろ家庭板の奥様方にはウケがいい話かもしれんが。

先週末、同僚Aの家に呼ばれて男数人で押しかけたわけさ。
そしたら、家の中が妙に散らかってる。雰囲気陰鬱。奥さんはお出迎えにも出てこない。
Aが奥に呼びに言って、ようやく出てきたと思ったら、髪の毛ぼさぼさ・すっぴん・
マスク替わりにタオルで口元を覆ってなんか咳き込んだりしてる。おいおい風邪じゃないのか?
と、俺らは退散しようとしたんだが、Aが妙に頑なに、「おれの嫁さんの料理をみんなに
味わって欲しくて呼んだんだから、遠慮するな」と言い張って、奥さんに何か作れと言う。
奥さん、むっつりしたまま、それでも俺らに会釈してから台所に向かった。
でもその足取りがもうへろへろなのよ。明らかに高熱を発してる。
余りと言えばあまりだったんで、「奥さんに悪いからもう帰る」と腰を上げたら、Aが
「料理作って旦那の客をもてなすのが妻の仕事なんだから」となおも言い張る。
確かに、常々Aは奥さんの料理上手なのを会社で自慢しまくってた。その手前、引っ込むわけにも
いかなかったんだろう。
そしたら、一緒に来ていたAの先輩に当たる男が、Aの肩をがしっと掴んで。

「じゃあ、お前も、今の奥さんみたいに風邪を引いて熱を出して、立つのもしんどい時でも
仕事だから会社に来い!って俺に言われたら、文句言わずに出社するんだよな?仕事だもんな?」

大声で恫喝されたりヒス起こされるよりも、静かに淡々と言われる方が怖いって初めて知りますた。
へどもどしているAを見て、先輩は「奥さん、お邪魔しました。我々は帰りますから、ゆっくり
養生なさってください」と台所に向かって声を上げ、それからAを強引に連れ出して家を出た。
その後入った居酒屋で先輩がAになんか説教してたけど、その後は知らない。
とりあえず、その後、Aが会社で奥さんの料理を自慢することは無くなった。
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