786: 776 2014/09/28(日)05:10:59 ID:S0K56Dcw1
>>785 ありがとう
着信履歴に三件、K先輩から連絡があったからだ。
留守電にもメッセージが吹き込まれていて、何時でも構わない
電話に気づいたら折り返し連絡が欲しいとあった。
私はA男に何かあったのかと不安になり、十二時間際だったが電話をしてみる事にした。
K先輩はすぐに出てくれて、だが私の知らない事を言い始めた。
「私子、久しぶりでなんだけど、単刀直入に聞く。A男とは別れたのかい?」
「え、どういう事ですか?」
「……やはり違うのか」
「少なくとも別れ話をした覚えはありません」
「そうか。実は私子が家に住むと言うから妻と部屋を準備していたんだが、
『関西は遠いから嫌だ』と私子が言ったから、
一緒に住む話は無くなったとA男から聞いているんだが」
「そんなバカな。私は先輩の息子さんが病気で
他人の私が一緒に住むのはストレスになって困るから断とられたと聞いて
急遽都内に引っ越し先を変えたんですが」
「病気? 息子は至って健康だし、僕も家内も私子を高校の時から知っているから
一緒に住むのに反対はしていない。寧ろ妻は私子を妹のように可愛がって居たと思うのだが」
二人とは部活での先輩後輩でもあり、A男とは関係なく年上の友人でもあった。
同居を断れられた時も息子の病気の為だし、仕方ないと悲しまずに済んだのもそのおかげだ。
しかし先輩とA男の証言が食い違っていて軽く混乱した。
「それともう一つ。ここ最近、A男は結構な頻度で休日出かけているんだが
二度ほど妻が私子じゃない女忄生と一緒に居た所を見ていてね。
腕を組んで仲睦まじい様子から女友達という雰囲気ではなかったそうだ。
しかし帰ってきた時にそれとなく誰と出かけたと聞いたら私子とだと言うんだそうだ。
だが私子が関西に来て、僕と妻に何の連絡もしないのはおかしいと思ってね。
写メったから、見てみるかい? ……もしかしたらその女忄生も込みで三人で出かけていたのかい?」
「……私、ここ一月は忙しいから連絡出来ないと言われて、
こちらからメールは送っていますが返事は貰っていません。
最後にA男君とあったのは一月前です。後、私は関西に行った事はありません」
私は正直頭の中が真っ白になった。
送ってもらった写メにはA男とB女がスタバで隣り合っているものだった。
すぐに浮気だろうとわかるものだった。
よくあちこちのスレで格好よく復讐なり報復なりをしている方がいるが、
そんな風に冷静ではいられなかった。
とりあえず先輩には自分で確かめて見るので何も知らないフリをしていてほしいと頼み、
私はそのままベッドで眠れない一夜を明かした。
着信履歴に三件、K先輩から連絡があったからだ。
留守電にもメッセージが吹き込まれていて、何時でも構わない
電話に気づいたら折り返し連絡が欲しいとあった。
私はA男に何かあったのかと不安になり、十二時間際だったが電話をしてみる事にした。
K先輩はすぐに出てくれて、だが私の知らない事を言い始めた。
「私子、久しぶりでなんだけど、単刀直入に聞く。A男とは別れたのかい?」
「え、どういう事ですか?」
「……やはり違うのか」
「少なくとも別れ話をした覚えはありません」
「そうか。実は私子が家に住むと言うから妻と部屋を準備していたんだが、
『関西は遠いから嫌だ』と私子が言ったから、
一緒に住む話は無くなったとA男から聞いているんだが」
「そんなバカな。私は先輩の息子さんが病気で
他人の私が一緒に住むのはストレスになって困るから断とられたと聞いて
急遽都内に引っ越し先を変えたんですが」
「病気? 息子は至って健康だし、僕も家内も私子を高校の時から知っているから
一緒に住むのに反対はしていない。寧ろ妻は私子を妹のように可愛がって居たと思うのだが」
二人とは部活での先輩後輩でもあり、A男とは関係なく年上の友人でもあった。
同居を断れられた時も息子の病気の為だし、仕方ないと悲しまずに済んだのもそのおかげだ。
しかし先輩とA男の証言が食い違っていて軽く混乱した。
「それともう一つ。ここ最近、A男は結構な頻度で休日出かけているんだが
二度ほど妻が私子じゃない女忄生と一緒に居た所を見ていてね。
腕を組んで仲睦まじい様子から女友達という雰囲気ではなかったそうだ。
しかし帰ってきた時にそれとなく誰と出かけたと聞いたら私子とだと言うんだそうだ。
だが私子が関西に来て、僕と妻に何の連絡もしないのはおかしいと思ってね。
写メったから、見てみるかい? ……もしかしたらその女忄生も込みで三人で出かけていたのかい?」
「……私、ここ一月は忙しいから連絡出来ないと言われて、
こちらからメールは送っていますが返事は貰っていません。
最後にA男君とあったのは一月前です。後、私は関西に行った事はありません」
私は正直頭の中が真っ白になった。
送ってもらった写メにはA男とB女がスタバで隣り合っているものだった。
すぐに浮気だろうとわかるものだった。
よくあちこちのスレで格好よく復讐なり報復なりをしている方がいるが、
そんな風に冷静ではいられなかった。
とりあえず先輩には自分で確かめて見るので何も知らないフリをしていてほしいと頼み、
私はそのままベッドで眠れない一夜を明かした。
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