金. 11月 22nd, 2024

586 :修羅場な話 2017/05/29(月) 17:10:57 ID:qZf
もう数年前の話だけど、母と弟と3人で「今晩は外食にしよう」って盛り上がって、
近所の乚ストランに予約の電話入れて、戸締りして車の準備してさあ出かけようって時、
家の前に小汚いおじさんがいたのね
誰と思ったら、母が「もしかして○○さん?」と名前呼んで、よく見たら、
それは20年前に母と5歳の私と2歳の弟置いて、職場のお金に手を付けて女忄生と海外に消えた父だった

で、「お前たち、悪かった」「許してくれるか」とか「俺はもうガンでタヒぬんだ~」「お前はもしかして~~(名前)か?」とかとか言ってて、
えーそうなんだと驚いたけど、とにかく予約に遅れたら乚ストランに悪いから、父のことは取りあえず置いといて車で出発した

乚ストランで「あの人どうするか」という話し合いになったけど、
弟は「父親なんて顔も全く覚えてなかったしどうでもいい」と言ってて、
母も「もう恨んでもないしとっくにもうタヒんでると思ってたからどうでもいい」と言ってて、
私も「まあがんでタヒぬって言ってたから、介護とか来るのはみんな忙しいし迷惑だね」と言う結論になり、
とにかく相手すると損だから会わないようにしよう、こじれたら警察に相談しよう、となり、

丁度その時期、私の結婚が決まって婚約者と新居を探してたし、弟も就職を期に一人暮らしを検討してると言い出して、
「じゃあもうあの古い家は売って、私は職場の傍に中古のマンションでも買う」と母はその場で決断し、
乚ストランで家族の解散の乾杯をし、今まで3人楽しかったねという思い出話で酔って盛り上がり(運転係の私除く)、元気に帰宅した
家はすぐに不動産屋に任せ、更地になった後間もなく売れた

この春、父の遠い親戚から父の他界の連絡が来て、母が始末のお礼にと香典1万送ったと聞いた
がんでタヒぬとわざわざ捨てた家族に哀れそうに言いに来た割には、数年は生きたのかすごい図々しいなあと驚いた
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