木. 11月 21st, 2024

201 :修羅場な話 2004/09/11(土) 01:23:35 ID:VSx3ivQj
もう五年位前高校生のころ、友達のライブを見終わって帰る途中、財布を落としたのに気づいた。
慌てて道を引き返して探したが全然見つからず、
ライブハウスに残ってた友達にも手伝ってもらってフロア中を探した。
おっかなそうなお兄さんたちも来てたしもしかしたら・・・。
と、恥ずかしながら人間不信気味な発想までしたりして探すが結局見つからずじまい。
しょんぼりしてる俺に、無一文では帰れないだろと友達が千円貸してくれた。
本当に友達のありがたさを感じながら時間も遅かったこともありとりあえず帰ることに。

季節は真冬で外には雪がこんもり積もってた。
さっきと同じ道をもう一度じっくり探しながら駅に向かっていると雪の中に携帯電話が落ちてるのに気づいた。
俺みたいに落とした人は困ってるんだろうなと、自然に足は交番へと向かっていた。
お巡りさんに色々説明しながら自分自身もさっき財布を落としたと言うと、
どんな財布?と聞いてきたので自分の財布の特徴を細かく説明すると、
なんとお巡りさんは俺の財布を奥から出してきてくれた。
ついさっき届けられたよとお巡りさん。
まさか落し物を届けた先で自分の落し物が見つかるとは思わず奇跡だと思った。
しかも届けた人は名乗りもせずに去っていったらしい。

人生で一番人間の優しさに触れた一日でした。

ちなみに財布の中身は五百円くらいでしたw
あと友達にはお金を返して帰りました。
長文駄文失礼。
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