日. 11月 24th, 2024
282 :ちわわ 2016/10/02(日) 19:42:57 ID:lHQ
すごい叩かれるだろうけど、私は古い家が嫌い。
立派な梁や囲炉裏があるような素敵な古民家はまったく嫌じゃなく、築30年とか40年のアパートや団地が嫌。
見えるとこだけ中途半端にお直しがされて昭和デザインの押し入れがそのまま残る部屋にフローリングもどきとか必要以上に段差があったり古い柱はペンキ塗ってごまかしてあるだけで湿気と乾燥を繰り返してるうちにペンキがボロボロ剥がれてくる、脱衣所がない、シンク兼洗面所…
そんな感じの家がものすごく嫌。
結婚した時にこんな社宅に住んだけど、気が狂いそうだった。
っていうか狂った。
玄関の目の前に風呂があったせいで服の着脱場所はすきま風もあって外の気温とほぼ変わらず(ちなみに北海道です)。
同じ家具でも築10年の家に置くのと社宅に置くのでは印象も全然違ったし、新婚で新品の家具に囲まれてるにも関わらず、家がボロいだけで何もかもがくたびれた物に見えた。
当時はまだあまり浸透してなかった新品の40インチ液晶テレビすら家の古臭さに負けてた。
掃除してもしても汚ならしくて、社宅だからDIYみたいなこともできない、少しでも快適に暮らしたい私に「寝れればどこでもいい」を地でいく旦那の無理解無関心、文句があるなら出ていけ(今思うとこれが一番辛かった)
コンクリート床に薄いシートを貼っただけのフローリングもどきの上で子供は何度も転び、頭を打ち…
衝撃を吸収するシートやマットはストーブや掃除の都合でつけられず、ガラスの引き戸(夏は開けっ放しでもいいけど、冬は閉めないと凍タヒ必至)で子供がケガをしないように慎重になるだけで一日が終わった。
ちょっとオカルトな話になるけど、古い家ってやっぱり「いる」んだよね。
子供の写真なんかを撮ってると何度か「うつっちゃった」こともあった。
金縛りもあったし、家がすごく歪んでいたせいかさょっちゅう気分も悪くなり、それまでは無縁だったひどい冷え忄生と不眠に悩まされた。
家賃だけでいうと破格だったけど、私に言わせれば家賃相応の家だった。
そんな家に住んでると不思議と身につけるものも野暮ったくなり、ある日ふと鏡を見ると社宅のボロさとマッチした自分の姿に衝撃を受けた。
4年以上頑張ったつもりだったけど、住めば都になる日は最後まで来なかった。

老朽化によって社宅が取り壊されることになり、それをきっかけに郊外に家を建てた。
怖いくらい快適だった。
家事導線はバッチリで、安い服ながらも自然と身綺麗になり、金縛りもなくなり不眠も治った。
こんな生活がずっと続けばいい…そう思ってたのに、家を新築したことで私の妊娠中に「私は夜型人間だから」という理由で連日平気で夜中に電話をかけてこられ、切迫早産に追い込まれて疎遠になっていた姑との距離が縮んでしまった。
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