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131 :修羅場な話 2016/02/23(火) 10:33:57 ID:wpJ
病院の話で思い出した。

一歳半の息子が卵アレルギーで県立病院に担ぎ込まれたことがあった。
原因は、実母が口に入れた卵ボーロ。
顔がパンパンに膨れて、耳がおまんじゅうみたくなってるのを見て、心臓が止まるかと思った。
救急外来で処置してもらい、結局そこで経過観察として一泊。
初めての我が子だったし、自分がアレ持ちじゃなかったので
添い寝しながら「突然タヒんじゃうんじゃないか」って気が気じゃなかった。
翌日、無事元通りになった息子を抱いて会計待ちをしていると、
対面のソファに息子と同じくらいの年の女の子を抱いたお母さんが座った。

今でも思い出せるんだけど、このお母さんの顔付きっていうか人相っていうかご面相が、
なんていうか本当に「福々しい」としか言い表せないような、見事なくらい「縁起のいい」お顔だった。
目が垂れてて、小鼻がぷくっとしてて、口角が上がってて、お世辞にも美人ではないんだけど
なんというか、こう、「見ているだけで癒される」ってこういうことなのかなあ、という顔つきをなさってるの。
「七福神」とか「福の神」ってこういう顔をしてるのかなあ、ってくらいの福々しさ。
しかもその縁起のいいお母さんの隣に、完全に同じ顔をしたちっちゃい娘さんがニコニコして座ってる!すごい!なにここ神社!?

息子が救急車で運ばれたり、初めての入院だったりで張りつめてた心が
この二人が並んで座ってニコニコおしゃべりをしている場面を見たことで、一気にフワーっと癒されていくのが自分でもすごく分かった。

9年たった今でも思い出せる、ああいうある意味「特別」な人相の奥さんと結婚なさった旦那さん
超見る目あると思うし、これからの人生いいことしかないんじゃないだろうか、って思ってる。
だって子供が生まれるたびあの福の神の顔した人間が増えるんだよ。すごいことだよ。

少なくとも、病院で一瞬だけすれ違っただけの、疲れた母親の心を一瞬で癒す
あの神々しいご面相のご一族。途絶えずずっと生き続けていってほしいなあ。
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