なぜか目が覚めてしまって二度寝できなかったのでカキコ



同級生を逆恨みで呪ったら成功してしまった

私と同級生はこの春卒業予定だった大学4年
同級生はぱっちりお目々で黒髪ストレート、ふわふわした女の子らしい忄生格のいわゆる美少女
当然周囲からの評判も良く、男女問わず多くの人からしょっちゅう「可愛いね」「癒し系だね」と褒められていた
一方の私は根暗デブス、容姿を褒められたり誰かから告白されたことなど一度も無い
周囲から浮きたくないので周りに合わせて彼女に可愛いね等と言っていたが、内心ちやほやされてる彼女のことが妬ましくて仕方が無かった
別に彼女から嫌な態度を取られたとかは無く、むしろいい子なので私のことも仲間外れにはしない
その優しさすらも、自分と彼女の心の余裕の差や格の違いをありありと示していて辛かった

彼女とはゼミが同じだったから就職活動の情報も交換してた
可愛くて忄生格の良い彼女は早くから都会の結構大きな企業の内定を決め、私はかなり遅くにやっとのことで地元中小企業の内定にしがみついた
口先では「○○ちゃんは凄いね！」と笑顔で褒めていたが、正直彼女の内定先と自分の内定先を比べて僻んでいた

私は彼女を呪うことにした
怨みの解消・ストレス発散のために、彼女の名前を紙に書いて切り刻んだり針で刺したりしながら彼女の不幸を願った
アパートで一人暮らしだから誰にもばれてはいないと思う

冬頃から彼女がゼミに来なくなった
聞いた話だと就職留年するらしい
就職先の会社の社長が逮捕されたんだって
美人で忄生格いいからかなり早いうちから内定貰ってたのに、この時期に無い内定になってしまった
卒論も頑張って書いてたみたいなのにパアになってしまったようだ
私達はいわゆる「潰しのきかない学部」の人間なので、当然ながら就活市場において留年は不利になる、たとえそれが自分のせいでなくとも
彼女はきっと来年度も就職活動をするのだろうが、おそらく今年度ほどいい企業の内定は取れないだろう

私の呪い行為と彼女の就職留年には直接の因果関係は無い
ただ、彼女に対してなんとなく罪悪感がある一方で、就職留年した彼女にざまあという気持ちがあり、自分の心の汚さ、狭さに自分でも呆れている