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376 :相続まとめちゃんねる 2013/07/13(土) 22:35:51 ID:Y3m61igT
今日よく晴れてるのでふっと思い出した
高校は電車通学で、午前授業だか夏休みだか忘れたが真夏の昼間に帰宅するために駅に向かっていた。
iP○dで英単語聞きながら歩いていたら、ちょうどデパートの前にあった宝くじ売り場の前をすぎたところでおばあさんが一人寄ってきた。
そのおばあさんは私の祖母と同じか少し下くらいに見えた。
着ているものも別に汚らしいとかそういう印象はなかった。
見た目はそこらへんに住んでいるふつうのやせ型のおばあさんだった。

以前似たようなシチュエーションで自分の自転車のカギを落として拾ってもらったことがあったので、
もしかしてまた何か落としたのかと思ってイヤホンを外した。
「すみません」と言って話しかけてきたおばあさん。
次に言った言葉で私の頭は真っ白になった。

「千円、貸してくれませんか。来月年金で返すので…」


( д) ゚ ゚

ほんと一瞬「え…?」とびっくりした。考えてたこと全部飛んでった。
え、千円貸してってなに?来月年金でってどうやって?私初対面。
さっき宝くじの前通ったから宝くじ買うの?貸したら返ってこないんじゃ。

そんなこと考えてる間にもなかなか言葉は出てこなくて、え、とか、あ、とか言葉にならない声ばっかり出てたwww
最終的に「すみません、今お金ないんですすみません」と言ってイヤホンつけて早足で逃げた。
おばあさんは追いすがろうとしたみたいだったけど、途中で諦めたみたいだった。
駅までついたらびっしょり汗をかいて心臓もばくばくしていた。

財布にお金がなかったのは本当。あの時500円しか入ってなかった…
そのしばらく後に校内で盗難があってやっぱり500円しか入ってなかった財布を盗られた時は
「あの時おばあさんに“500円しかないんです”って言わなくてよかった」と思った。
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