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375 :修羅場な話 2006/12/14(木) 01:32:10 ID:VAj3CVtz
中学生の頃美術の授業で小物入れを作ることになったのだが、
それに張り付ける鏡をクラスの男子が割ってしまった。

そいつは長い髪をふりかざしてニタニタ笑いながら
大戦中に使用された兵器の話をする風変わりな奴で、
関わりを持ちたがらない人がほとんどだった。

その日、友達と帰ろうとしたら物陰からぬっとそいつが出てきて、
「おまえら、今俺に逆らえないよ」
といつもの如く猫背でニタニタしながら呟いた。
一緒にいた友達の嫌悪がみてとれたので、
「なんでよ」
と私が応えるとそいつは鏡の破片をポケットからとりだし、
「ほら、こいつがこわくないのか?
まだタヒにたくないだろ?」
と吐かす。あまりの下らなさにかちんときたその時
「ばか!人を杀殳すなんて冗談でもいうんじゃねぇよ!」
と友人が怒鳴り、そいつの股間を思い切り蹴りあげ私の手を引き走りだした。

その友人は小さい頃にお母さんをなくしていたので、
タヒと言う言葉に敏感だった。
なんでもあの男は友人の気を引こうとしてこんな事をしたらしい。

翌週からそいつは髪を切り、
姿勢正しく学校に来るようになった。

長文ごめんなさい
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