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634 :修羅場な話 2009/11/08(日) 07:49:59 ID:OviX0mcg
大学院時代のお話。

自分がいた大学院の専攻は様々な分野の研究室があったため、その大学ランクに比べて
入試が比較的容易(特定分野に特化した試験問題を出せないから)だった。
そのため、学歴ロンダリングの標的にされやすく、ゴミ学生がよく紛れ込み、不幸にも自分がいた研究室にもUというのが一匹いた。

Uは当初は(自分や他の学生と同様に)かなり難しいテーマに取り組んでいたが、修士2年の夏を過ぎた辺りから
「当初はこんな難しいアプローチが必要と思われたが、実はもっと簡単なアプローチで解決できた」といった論調の報告を
ゼミ(研究の進捗報告会)でするようになった。つまり、その簡単なアプローチで進めて修論書いて卒業しようって魂胆。
かなり胡散臭い理論で、Uが嘘を付いているようにしか見えなかったのだが、如何せんその場では証拠もないし証明もできない。
教授はお忙しいお方で一人一人の研究内容を事細かにチェックしている暇もないし、その頃はちょうど講師や助手といった
ドクター以下を直接指導する層がゴッソリ抜けていた時期だったので、良くも悪くも院生はやりたい放題。
嘘八百研究で自分と同じ学位を取られるのは癪に障るし、ましてや学会や投稿論文で出されたら研究室の恥になる(後者はまぁ通らないだろうけど)。

というわけで、潰しにかかりました。

続く
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