月. 11月 25th, 2024
499 :スカッとする修羅場まとめ 2011/08/04(木) 10:45:47 ID:6vegvJZ9
大学時代のありふれたある夏休みの夜の話。
友人4~5人とその地域で最大規模の廃墟に肝試しに行った。幽霊とかは見えないんだが怖いを通り越して、余りにも非日常的な空間(リアルバイオハザード)を堪能したもんだから、肝試しを終えて帰る時も何だか夢見心地の気分だった。
その帰り道、俺らの車を猛スピードで追い越して行く車があった。「あほだなあ」みたいな会話をした位で特に気にせず10分ほどドライブを続けていると、先ほどの車がガードレールに横腹をぶつけて止まってた。
暗い街外れの道だったが野次馬も何人か集まって、その内の一人が俺らの車に手を振って合図してる。ちょっとした手助けを頼まれてるのかと思い、車を止め皆降りて見に行った。
「来るなって言ってるだろ!」という野次馬の声を聞きながら見たのは、前後に真っ二つに千切れた車と人間の形をしていない人間の姿だった。しかも確かにまだ動いていた。
その時の俺は「あ~さっきの肝試しの続きかあ」とか、「罰当たりの事したからかなあ」とか、「肝試しなんて行かなければなあ」みたいな気持ちだった。夢見心地のまま状況を確認したり、その人の体の足りない部分を探し集めてたりしてた。結局、即タヒだったんだけど…
時間が経てば経つほど自分の中で衝撃度が増す。ありふれた日常がああも簡単に非日常に変わるんだなあって、何とも言えない怖さがずっと拭えない。
続きを読む