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111 :修羅場な話 2016/05/19(木) 10:08:55 ID:rUs
イヱローストーン公園で、バッファローの子どもが寒そうだから保護したっていう記事を読んで、昔あったことを思い出した。

うちは田舎で、ちょっと奥に行くと野生動物がうようよいる。
山菜とりにきていた人が、山で親とはぐれたらしいカモシカの赤ちゃんを保護()した。
しかし、どうすればいいかわからないので、一番近いお店(田舎にありがちな食料品兼雑貨屋)に置いていった。
お店のおじさんは、うちに小さい子どもがいるのでよろこぶだろうとわが家に仔カモシカを連れてきた。
そんなの、うちだってどうしようもない。
山に帰そうにも、又聞きの又聞きで、場所すらわからない。
第一、人の手に触れた野生動物、しかもこんな小さい子が親元に戻れるわけがない。
これが犬猫ならなんとかできるけど、野生動物はどうしようもない。
役場に電話して、ひきとってもらうしかなかった。
私も小さい子を抱えて、山に行けるわけでもないし。
役場の人は言わなかったけれど、保護センターに送られるんでなければあの子は何処ともしれない山に置いていかれるんだろう。
自然ではごく当たり前のことだけれど、あの山菜とりがここまで連れてこなければ、こんなに胸が痛むこともなかったのに。
野生動物を保護()なんて、そう簡単にできるもんじゃない。
かわいそうに思ったからといって、安易につれてこないでほしい。
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