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403 :相続まとめちゃんねる 2016/10/16(日) 03:56:51 ID:ekr
きっぱりと友やめをした!という感じではないのですが、結果的に友やめに発展した話

私が高校生の時、友人の紹介で仲良くなったAという女子がいました。
Aは気さくで面倒見もよくしっかりしていて、放課後は他の友人たちも交えてよく一緒にカラオケに行って遊んだりしていました。

ある日、私が誕生日だということで、Aが紙袋いっぱいのぬいぐるみをプレゼントしてくれました。
私はぬいぐるみなどの可愛いものやふわふわしたものが大好きだったので、その時はとても嬉しくて「ありがとう!」と精一杯お礼を言いました。
しかし、その場で紙袋の中身を全部確かめなかったのが私の間違いでした。

家に帰って紙袋の中を確かめてみると、一番奥底にカードが入っていました。
何だろうと思って開いて見ると、それはQUOカードだったのです。
私はそれを見た瞬間、今まで舞い上がっていた気持ちがサッと冷めていくのが分かりました。

友達の定義、というとちょっと違うかもしれませんが、私は友達と直接お金のやり取りをすると、「友達」というポジションをお金で買っているような気分になってしまうので、当時から好ましく思っていませんでした(物を介せば気にならないのですが)。
さらに、Aがアルバイトをしていたという話も聞いたことがなく(高校でアルバイトは禁止されていたこともあり)、そのお金はAの親が働いて得たものだと、高校生ながら生々しく感じてしまいました。

しかし一度はプレゼントとして受け取ってしまったもの。
それを昨日の今日で突き返すのは怖かったのですが、やはりどうしても受け取れないと思い、翌日Aに直接それを返しました。
謝罪の言葉と共に、「気持ちは凄く嬉しかった」「でも友達からお金を受け取ることはできない」という旨を添え渡したのですが、Aはそれを見て、きっぱりと「いらない」と言いました。
恐らく、この「いらない」は私がそのカードを返す行為をすぐに諦めさせようとするために言ったのだと思うのですが、それでも「自分がいらないものを人に贈るのってどうなの?」という思いが出てしまい、結局返す返さないの論争に発展してしまいました。
最後は私が手紙を書いてその中にカードを入れ、彼女の下駄箱に入れるという形で終わったのですが、それ以降Aと私の関係はぎくしゃくしてしまい、高校卒業と共に疎遠になってしまいました。

当時、Aのことを紹介してくれた友人もこの論争の場面を目の当たりにしていたのですが、彼女に言わせると「私だったら貰っちゃうかなー」だそうで。
何にせよ、相手の忄生格がいくら良くても、お金の価値観が合わない人とは長続きしないんだろうなーと今でも度々思います。
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