106 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 16:56:30 ID:+AHq/z5+.net
中学3年生のときに家出して、宿泊先の家に警察が10人くらい押しかけてきたのが個人的に修羅場だった。
私の父は酒癖がわるく、酒を飲むと母や私をよく毆ったり、スマホやPCを壊したりしていた。
本人に悪気はないようで、翌日にはけろっとして出社していく、というようなことがよくあった。
父の理不尽な㬥カに耐えられなくなった私は、ネットをあさっていくうちに「家出少女」というものを知り、私も家出することに決めた。
たしか知恵袋かなんかで、「家出したいです」というような書き込みをし、返信をくれた人の家に泊まることにした。
出発は一か月後を予定していて、私は準備をはじめた。そのときに、ふと思い立って、泊めてくれる人のことについて調べてみると、なんと過去に家出関係のことで逮捕歴のある人だった。
逮捕歴のある人のところに泊まりにいこうとしていたことが、心中第一の修羅場。
内心怖くなった私は、家出するべきか否か、またその人の所にいってもいいのだろうかととても迷っていた。
そんなとき、ある事件が起こった。
その日の晩御飯を私がつくったのだが、ごはんを炊くときに水の分量を間違え、少し柔らかくなってしまった。
しかし、おかずのキーマカレーはできていたので、内心「怒られるだろうなぁ」とおもいながら、食卓に出した。
すると、そのときにちょうど酔った父が帰ってきて、ご飯を一口たべるなり、
「お前は飯ひとつ炊くこともできんのか!!」
「勉強もろくにできん奴は、やっぱりバカだ」
「お前の母親もバカだからしょうがないよなぁ?」
などと㬥言をはきながら、一生懸命つくったキーマカレーと私自身にむかって、その場にあったお茶を思いっきりかけてきた。
私はボロボロと涙を流しながら、片付けをして、水浸しになったキーマカレーを一人で食べた。
この事件が、私の背中を押すこととなり、家出を決行。
次の日には家を出た。九州のド田舎に住んでいたわたしは、夜行バスで13時間かけ池袋に到着した。
はじめてみる巨大なビル群におどおどしながら、待ち合わせ場所へと向かう。
そこには、想像していたよりも優しそうな、おじさんというよりも、お兄さんに近いような人が待っていた。
一度切ります。。