876 :おさかなくわえた名無しさん 2013/06/07(金) 02:44:33 ID:npVBwnyy
大学の頃に出来た彼女が、とにかく世話好きだった。
付き合い始めの頃、食生活について細かく聞かれて、
自炊もしないし、あんまり野菜は食わないということを言ったら、
そんなことじゃ、体を壊すということを強くお説教されて、
その日は彼女の家でご飯を食べることになった。
食べ終わったら、俺の寝床が用意されていて、その日は彼女の家に泊まり、
その日からずっと彼女の家に住み着くことになった。
彼女はとにかく尽くしたがる忄生格で、朝は早く起きて俺の弁当を作って、
俺がその辺に脱ぎ散らかした衣類をすべて拾って洗濯してくれて、
「喉が渇いたな」と呟けばお茶を入れてくれて、
「風呂入ろうかな」と言えばお湯をためて、何も言わなくても背中を流してくれた。
しばらくは快適だったけど、段々と彼女の「尽くす」忄生格が怖くなってきた。
たぶん彼女は少しどこか壊れている子だったんだと思う。
「お金貸して」と言えば、何も言わずに何万円でも貸してくれたし、
嫌なことがあってむしゃくしゃした時、怒鳴ったりしても何も言わない。
最終的には、彼女の尽くす忄生格が本気で気持ち悪くなり、冷めて、別れた。
彼女は、自分自身、良いことをしてるとしか思っていないし、
別れる時はとにかく楺めた。
俺のためにこんなに時間とお金を使ってきたのに、何故別れなくちゃいけないのかって
説明をたくさんたくさん求められたけど
上手く説明できなかった。
付き合い始めの頃、食生活について細かく聞かれて、
自炊もしないし、あんまり野菜は食わないということを言ったら、
そんなことじゃ、体を壊すということを強くお説教されて、
その日は彼女の家でご飯を食べることになった。
食べ終わったら、俺の寝床が用意されていて、その日は彼女の家に泊まり、
その日からずっと彼女の家に住み着くことになった。
彼女はとにかく尽くしたがる忄生格で、朝は早く起きて俺の弁当を作って、
俺がその辺に脱ぎ散らかした衣類をすべて拾って洗濯してくれて、
「喉が渇いたな」と呟けばお茶を入れてくれて、
「風呂入ろうかな」と言えばお湯をためて、何も言わなくても背中を流してくれた。
しばらくは快適だったけど、段々と彼女の「尽くす」忄生格が怖くなってきた。
たぶん彼女は少しどこか壊れている子だったんだと思う。
「お金貸して」と言えば、何も言わずに何万円でも貸してくれたし、
嫌なことがあってむしゃくしゃした時、怒鳴ったりしても何も言わない。
最終的には、彼女の尽くす忄生格が本気で気持ち悪くなり、冷めて、別れた。
彼女は、自分自身、良いことをしてるとしか思っていないし、
別れる時はとにかく楺めた。
俺のためにこんなに時間とお金を使ってきたのに、何故別れなくちゃいけないのかって
説明をたくさんたくさん求められたけど
上手く説明できなかった。