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256 :鬼女日記 2009/06/06(土) 20:38:45 ID:z0jcrAeX
中学の時、隣のクラスに凄く体の弱い女の子Aがいた。
難病で(病名は覚えてない)、基本は入院しつつたまに登校してくるらしい。
2年の時に数回見たけど、3年の時は一回しか見なかった。
で、その子が3年の3学期に亡くなった。
同い年の子が亡くなるという事はそれはそれで衝撃だったけど、その後が。
その子が2年の時に同じクラスだったBと言う男子が居たんだけど、
そいつはまさに何でも出来る奴。
スポーツ万能、勉強は全国トップクラス、背が高くて色んなコンクールに入賞、
正義感が強く、学級委員で、もちろん超モテモテ。
そのBがAが登校する時にはなにくれと世話をしていたらしい。
それもまた好感度アップ。

で、Aが亡くなった後、追悼集会が開かれた。
そこでAの事を気にかけていたからか、優秀だったからか、Bが作文を読む事に。
その内容が凄かった。
「僕はAさんに対して酷い事をしていました。
わざと車いすを押して転ばせたり、酷い事を言ったりしました。
○○という病気の事を知り、長くないんでしょ、なんて言った事もありました。
Aさんはそれを聞いて泣いていました。静かにポロポロと涙を流していました。
Aさんが亡くなった事で僕はもうAさんに謝る事が出来ない。
これからの人生をAさんに対して謝罪しながら生きて行くしかない。
命大事、後悔先に立たず、イジメかっこ悪い」ってな内容。
これを涙ながらに全校生徒の前で読んだ。
こっちはもうポカーーーーーン。教師はなにか満足げに感無量と言った体で頷いている。
読み終わった後、泣き崩れるBを教師が抱きかかえるようにして退場した。
ざわつく会場。
教師が「いい話でした。皆も命は大事にね!イジメかっこ悪い!改心したB君を見習おうね!」
ってな感じの説教をしたが、
普段のBのイメージが優等生だっただけに、まさに衝撃的。


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