月. 11月 25th, 2024
197: プリンはのみものです。 2009/12/21(月) 18:30:27 ID:C+/KuaUh0
幼稚園の頃の話。 

近所の仲が良かった友達にはまだ赤ん坊の弟がいた。 
友達の両親はいつも弟につきっきり、弟ばかり可愛がっていて 
自分のことは全く見てくれない、とよく俺に愚痴っていた。 
泣いていたこともあったし家出?して俺ん家によく泊まっていた。 
そんな友達の様子を見て一人っ子でよかったなと思っていた。 

しかし、母親が二人目の子を妊娠した。俺は絶望した。 
こいつが産まれたら俺も友達と同じ苦痛を味わうことになるのか。 
優しかった母親が豹変して俺に冷たくなるのか。と色々嫌な想像をした 
日に日に大きくなっていく母親の腹を見て怖くて仕方なかった。 
母親はそんな俺の気持ちも知らず、俺に弟か妹ができて嬉しいだろうと 
勝手に思い込んでいたらしい。母親に、話かけてみてごらんと言われて 


俺は「産まれてくるな!頼むから産まれる前にタヒね氏ねタヒねしねsアqwセdrftgyフジコlp;@:」 
と発狂したように叫びまくった。

それから俺は母親の腹を蹴ったり 
足をひっかけて転ばしたり、冷水をかけて冷やしたり、思いつく限りの 
妊婦の身体に悪いと言われることをしまくった。とにかく流産してほしかった。 
自分の小遣いは全部神社のお賽銭にして、神様に弟か妹が流産しますようにと毎日祈った。 

ある日母親は入院して、お腹が元に戻って退院してきた。
そこに赤ん坊はいなかった。 
母親はとても悲しそうな顔をしていたが、特に俺のことは怒ったりしなかった。 
しばらくして何事もなかったかのように母親の態度は普通になった。 
あの二人目の子供のことは我が家最大のタブーというか絶対話題にしてはいけない話となっている。
両親も親戚もこの出来事は全くなかったことにしているらしい。 
今となっては俺が色々やらかしたショックで流産したのか、俺のおかしい様子を見かねて 
母が中絶の選択をしたのか何なのかよくわからないが、とても怖くて聞けない。 

それ以来、普通に親と仲が良く特に問題なく平凡に暮らしているがあの日のことは謝ろうにも謝れない。 
話題に出すことそのものが母の神経を逆撫でするみたいだから。 
俺は社会人で所帯持ちでもおかしくない年齢になってるが一生独身でいるつもりだ。 
俺のような人間は、きっと相手が妊娠したら同じことやらかすだろうし、家庭を持つのは絶対無理だから。
続きを読む

By okan777