193 :殿堂 2021/05/20(木) 19:44:42 ID:IL.ji.L1
かなり昔の話だけど一応フェイク有り
会社の先輩に仕事ができるA子とB男がいた。
当時まだ女は結婚してさっさと寿退社ってのが慣例なのにA子は仕事人間。
美人だけどプライドお高くて、ちょっとご機嫌伺いに行った男どもがことごとく尻尾巻いて逃げ帰るような感じの悪い女だった。
A子と同期のB男は真逆に人柄が良くて人望が有り、その上仕事もそつなくこなすハンサムで会社中の女の子の視線一人占め。
自分は男だが、あの人ならまあ仕方ないわねと嫉妬すら起こらない雲の上の人だった。
ある頃新しい部署を作るという噂が流れてきた。
広報も兼ねてその部署の顔となる人を部長にしたいらしく、保守的だった弊社にしては珍しく若手から候補を探していると。
皆は人望の厚いB男が選ばれるだろうと思っていたが、上が目を付けたのはA子の方。
どうやら女忄生が活躍している先進的な会社アピールをしたかったらしい。
当時でそれをやれていたならば確かに目立ったであろうし、彼女は見た目だけなら一級品だ。
そこまで悪くない選択にも思えたがまさかのA子本人が拒否。
拒否したどころかB男の方がそのような役は適任では無いかと口答えしたらしく上はカンカン。
まぁあのA子を思うように動かそうとする方が無理なんだよ、と皆が上司に同情している最中A子は唐突に退職願を提出。
結婚でもするのかと思えばそうでもなく、上司と話をしていてうちじゃA子が出世するとしたらその部署の部長以上にはなれないと言われたのを気にしたらしかった。
ここまではワガママなお嬢さんでしたねって話で終わるんだが、問題はその後。
じゃあ代わりにB男が部長に選ばれるのかと思ったら、B男もまるでA子の後を追うようにやめてしまったのだ。
A子の後釜に入ったC子は事あるごとにお客様からA子と比較されると泣く。
有能な社員が一気に二人も消えた事で上から詰められたらしい我が部署の部長は泣きたいのはこっちだとぶちギレ。
そして目の保養を失った女の子達の瞳から光が消え、と職場の空気が一気に悪くなった。
A子が辞める前にB男と親しげに話してたのを見たって女の子がいて、よそから二人揃ってヘッドハンティングされたんじゃないか、いいやB男はA子のケツ追っかけて転職したんじゃないかっていろんな噂も出回ったが、数カ月後には皆飽きて誰も二人の話をしなくなっていた。
新部署はA子の扱いに困った上の追い出し部屋だったのか、その後とんと話を聞かなくなった。
二人がやめて数年後、正月に来た年賀状の中にDMらしきものが混じっていた。
差出人はB男。
よく読むとそれは新年の挨拶と今度自分の職場の展覧会をやりますって宣伝。
B男、なんと陶芸の道に進んでた。
最初は何がなんだか分からなかったよ。
あのスーツをビシッと着こなした仕事のできるハンサムボーイが陶芸???って頭が混乱した。
もちろん俺は行かなかったよ。
もしその展覧会とやらで薄汚れたB男にあってしまったら憧れが打ち砕かれるからな。
でも会社の何人か面白半分で行った奴もいた。
彼ら曰くB男は相変わらずの好青年で、物販でニコニコしながら接客していたらしい。
その後B男を飲みに誘って近況報告しあったところによると、まだ見習いで商品になるような物は作れて無いこと、住み込みで働いており給料も雀の涙であること、周囲の人が良い人で食うに困らずやっていけてることなんかが分かった。
本人はとても楽しそうだったようだが、同席した者達はどんな顔したものか悩んだそうだ。
そりゃ終身雇用なんて言われてた時代にそこそこの会社勤めしてたのを捨てて金にもならない皿作りだからな。
しかもその道を進めたのがなんとA子。
B男が陶芸に興味があるが本気でやろうか悩んでいると言ったら、普段は誰にも素っ気ないA子が妙に食いついてきたらしい。
「ものつくりなんて素敵!もしその道に進むなら貴方に私の湯飲みを作って欲しいわ!」なんて言われたとかでさ。
B男も逆上せ上がっちゃったのかね。
A子さんの手に馴染む良い湯飲みを作りたいなんてはりきっていたみたい。
そんなんではっちゃけるB男もB男だが、A子の奴、自分が辞めるからってB男の足も引っ張ろうとしたんじゃなかろうなって苦い気持ちにさせられたよ。
たった一言で簡単に人の人生破壊させられるんだから、いやぁ美女って最強だな。
これ酔った叔父がする鉄板話
価値観が古いのは時代が時代だからスルーするけど何でそこでA子責められるんだよっていつもモヤモヤする
会社の先輩に仕事ができるA子とB男がいた。
当時まだ女は結婚してさっさと寿退社ってのが慣例なのにA子は仕事人間。
美人だけどプライドお高くて、ちょっとご機嫌伺いに行った男どもがことごとく尻尾巻いて逃げ帰るような感じの悪い女だった。
A子と同期のB男は真逆に人柄が良くて人望が有り、その上仕事もそつなくこなすハンサムで会社中の女の子の視線一人占め。
自分は男だが、あの人ならまあ仕方ないわねと嫉妬すら起こらない雲の上の人だった。
ある頃新しい部署を作るという噂が流れてきた。
広報も兼ねてその部署の顔となる人を部長にしたいらしく、保守的だった弊社にしては珍しく若手から候補を探していると。
皆は人望の厚いB男が選ばれるだろうと思っていたが、上が目を付けたのはA子の方。
どうやら女忄生が活躍している先進的な会社アピールをしたかったらしい。
当時でそれをやれていたならば確かに目立ったであろうし、彼女は見た目だけなら一級品だ。
そこまで悪くない選択にも思えたがまさかのA子本人が拒否。
拒否したどころかB男の方がそのような役は適任では無いかと口答えしたらしく上はカンカン。
まぁあのA子を思うように動かそうとする方が無理なんだよ、と皆が上司に同情している最中A子は唐突に退職願を提出。
結婚でもするのかと思えばそうでもなく、上司と話をしていてうちじゃA子が出世するとしたらその部署の部長以上にはなれないと言われたのを気にしたらしかった。
ここまではワガママなお嬢さんでしたねって話で終わるんだが、問題はその後。
じゃあ代わりにB男が部長に選ばれるのかと思ったら、B男もまるでA子の後を追うようにやめてしまったのだ。
A子の後釜に入ったC子は事あるごとにお客様からA子と比較されると泣く。
有能な社員が一気に二人も消えた事で上から詰められたらしい我が部署の部長は泣きたいのはこっちだとぶちギレ。
そして目の保養を失った女の子達の瞳から光が消え、と職場の空気が一気に悪くなった。
A子が辞める前にB男と親しげに話してたのを見たって女の子がいて、よそから二人揃ってヘッドハンティングされたんじゃないか、いいやB男はA子のケツ追っかけて転職したんじゃないかっていろんな噂も出回ったが、数カ月後には皆飽きて誰も二人の話をしなくなっていた。
新部署はA子の扱いに困った上の追い出し部屋だったのか、その後とんと話を聞かなくなった。
二人がやめて数年後、正月に来た年賀状の中にDMらしきものが混じっていた。
差出人はB男。
よく読むとそれは新年の挨拶と今度自分の職場の展覧会をやりますって宣伝。
B男、なんと陶芸の道に進んでた。
最初は何がなんだか分からなかったよ。
あのスーツをビシッと着こなした仕事のできるハンサムボーイが陶芸???って頭が混乱した。
もちろん俺は行かなかったよ。
もしその展覧会とやらで薄汚れたB男にあってしまったら憧れが打ち砕かれるからな。
でも会社の何人か面白半分で行った奴もいた。
彼ら曰くB男は相変わらずの好青年で、物販でニコニコしながら接客していたらしい。
その後B男を飲みに誘って近況報告しあったところによると、まだ見習いで商品になるような物は作れて無いこと、住み込みで働いており給料も雀の涙であること、周囲の人が良い人で食うに困らずやっていけてることなんかが分かった。
本人はとても楽しそうだったようだが、同席した者達はどんな顔したものか悩んだそうだ。
そりゃ終身雇用なんて言われてた時代にそこそこの会社勤めしてたのを捨てて金にもならない皿作りだからな。
しかもその道を進めたのがなんとA子。
B男が陶芸に興味があるが本気でやろうか悩んでいると言ったら、普段は誰にも素っ気ないA子が妙に食いついてきたらしい。
「ものつくりなんて素敵!もしその道に進むなら貴方に私の湯飲みを作って欲しいわ!」なんて言われたとかでさ。
B男も逆上せ上がっちゃったのかね。
A子さんの手に馴染む良い湯飲みを作りたいなんてはりきっていたみたい。
そんなんではっちゃけるB男もB男だが、A子の奴、自分が辞めるからってB男の足も引っ張ろうとしたんじゃなかろうなって苦い気持ちにさせられたよ。
たった一言で簡単に人の人生破壊させられるんだから、いやぁ美女って最強だな。
これ酔った叔父がする鉄板話
価値観が古いのは時代が時代だからスルーするけど何でそこでA子責められるんだよっていつもモヤモヤする