土. 11月 23rd, 2024
657 :プリンはのみものです。
もう10年以上も前の話。正確な金額と細かいやりとりは、適当に補完して書く。

同僚Aは、あるメーカーのバッグが欲しいけど、でも高い。しかし欲しい。
と、悩んでるんだよねと、私と同僚B〜Eに世間話としてそれを話した。
「なにか他に楽しいことがあれば、バッグのことなんて忘れちゃうんだけどね〜」
そう言ったAに、同僚Bが提案した。
「みんなで飲みに行こう!私がセッティングするよ、美味しいお店あるんだ」
その場にいた全員が参加することになった。A〜E、そして私の7人。正社員から派遣まで、いろいろなメンツ。

実際に連れて行かれたのは、オシャレだけどややお高めのお店で、正直面食らった。
でも、Bに幹事をお任せしたのだし、まあいいか、と思った。
料理はコース、ドリンクは別。みんな料金を気にしてか、控えめな飲み方。
そんな中、Bだけは高いお酒までガンガン注文。嫌な予感がした。
他の同僚たちも引き気味で、Bをやんわりたしなめたりしたけど、無駄だった。

そして、B以外のメンバーで目配せし、早めのお開きに。
そのとたん、Bは「はい、これ。ごちそうさま!」と、伝票をAに押し付けた。
一瞬びっくりしたけど、Aが計算するために携帯で計算しだした途端、
B「なにやってんの?先に払っておいでよ」
A「え、でも一人いくらか分からないし」
B「は?何言ってんの。あなたのおごりに決まってんじゃん!あはははは!」
全員ぽかん。
C「B、あなた何言ってるの?ただの飲み会でしょ?全員払うに決まってるよ」
B「はあ?だって、Aがバッグのこと忘れたいための飲み会でしょ?Aは楽しかったでしょ?」
A「そりゃ楽しかったけど」
B「ほらね!じゃあバッグのこと忘れたよね?ならその分浮いたお金は使ったほうがいいよ!」
再び全員ぽかん。
B「意味わからない。このお会計9万だよ?バッグは5万だし」
A「いいじゃん、あぶく銭だし。それにもっと高いバッグだったと思えば」
C「あぶく銭の意味が違う。ていうか、ぜんぶおかしい」
D「うん、Bがおかしいよ。そもそも9万のうち3万以上はBのお酒代だと思うよ?」
E「だよね。Aがおごる必要ない。割り勘だっておかしいと思うくらい」
私「Aにおごらせるつもりで、あんなにがばがば飲んでたの?それってどうなの」

続きます。
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By okan777