火. 11月 26th, 2024
111 :おさかなくわえた名無しさん 2011/06/08(水) 20:39:15 ID:mUcTlIDU

交通事故にあった。見通しの良い田舎道の交差点で、原因は相手の信号無視。
俺の座る運転席に猛スピードで突っ込んできたのは、趣味の悪いスーツを着た
50代くらいのオッサンだった。
幸い右腕と右足を骨折した他は命に別状はなく、額から流血したものの意識も
ハッキリしている。ただパニックになった俺はアコーディオンのようになった
マイカーの中で何をするでもなくただ痙攣を繰り返していた。

オッサン「おいバカ危ねーだろが! ワシの車どうしてくれんじゃ!」

全損した車内でうずくまる俺に罵声を浴びせたオッサンは、元気に車を降りると
誰かに電話し始める。会話の内容から警察ではなく、相手は知人か何かのようだ。

ようやく意識が正常に戻り、芋虫のように車を降りた俺にオッサンが畳み掛ける。

オッサン「てめぇふざけんなよ。とっとと警察呼べ。大した怪我でもねえくせに」
オッサン「ワシの車なんぼする思うとるんじゃ。お前の軽バンが5台は買えるんぞ」
オッサン「弁償や。ワシ誰や思うとんねん。○○会の人間やぞ。おぉ?」

俺は痛みと悔しさで何も言えず、唯一使える左手で携帯電話を取り出すので精いっぱい。
そんな時、遠くからよく知った声が聞こえた。しかも集団で。
続きを読む