日. 11月 24th, 2024
849 :ちわわ 2004/02/22(日) 16:55:00 ID:wRn/vqAF
俺が小学生の頃、近所に凶暴な小型の室内犬を買っている家があった。
その家の住人が玄関のドアを開けると、その瞬間に隙間から飛び出してきて
誰彼構わず吠えまくるといった感じの犬で、俺も一度腕に噛み付かれ怪我をした
ことがあって、それ以来その家の前を通る時はそいつが飛び出してこないかと
ビクビクしていた。
で、ある日曜日に俺と姉が駄菓子屋に買い物に行った帰り(自転車で)、
その家の前を通ると玄関のドアが開き、隙間から例の犬が飛び出してきた。
当然俺と姉はダッシュで自宅まで逃げたんだが、犬は狂ったように俺達を
追いかけてきた。
姉より一足先に自宅に着いた俺は、何か武器を振り回せば犬も逃げるかも
と思い、玄関に置いてあった金属バットを持って自転車置き場に向かった。
そして俺が自転車置き場に着くと、姉が大泣きしながら家のブロック塀の上に
登っていて、その下で犬がギャンギャン吠えながら何とか姉に噛み付こうとしていた。
それを見た瞬間に俺の中で何かが切れて、ただ威嚇するだけのつもりだった
金属バットで思い切り犬を殴りつけてしまった。
すると、打ち所が悪かったのか、その犬は地面に横たわりピクリとも動かなく
なってしまった。
俺と姉が緊張感から解放されてボーっとしていると、姉の泣き声を聞きつけて
家から母が出てきた。現状を見て何があったか察したらしい母は、何も言わず
横たわる犬に近づき、色々と調べたあと、
「あー、こりゃ死んでるね」
と言った。
続きを読む