火. 11月 26th, 2024
272 :名無しさん@お腹いっぱい。 2013/02/25(月) 13:51:15 .net
昨年親父がタヒんだ。

家族全員が「変人」と認める親父だった。
とにかく頭が良い人で、70近くなっても県立高校の試験問題で全教科ほぼ100点取っちゃうような人だった。
その一方で、ちょっとした些細な事は記憶に定着しない。異常なくらい忘れっぽかった。
「俺は良い物はいらない」これが親父の口癖。とにかく何でも失くす。
財布、鍵、眼鏡、ライター、ボールペン、手帳、etc
これなら注意して失くさないかとお袋がプレゼントしたデュポンのライターも、二週間もたなかった。

忄生格はとにかく明るい人。家族には厳しく接することもあったが、外では滅茶苦茶気前が良くいつもニコニコしてた。
特に他人の飯を気にかける人で、早朝だろうが深夜だろうが来客があれば、上がってけ、飯食ったか?用意するから食ってけ、こうだった。
ある時なんかは宗教の勧誘に来た外国人2人組を家に招きいれ、カツ丼を振舞ってたこともある。

家庭の中ではというと、自分の流儀を強制するし、やたらケチだったし、挨拶や作法に厳しかった。
会話ではいつも今までに何度も話したことを聞かれるので、学生の頃の自分と姉は、
「どうせ興味ないくせに話しかけてくんな」
「外ヅラだけいいくせに」
いつもそう思ってた。

高校生だった頃のある日、友達のことで「その子は優秀なのか?」と聞かれ、俺が爆発した。
俺が今何年何組か知ってるか?担任の名前言えるのか?俺がサッカーでやってるポジション言ってみろ!俺のこと興味ないくせに、俺の友達が頭いいかどうかお前に関係あるのかよ!?」
これがきっかけで本格的に親父とは口を聞かなくなった。
続きを読む