日. 11月 24th, 2024
521 :プリンはのみものです。さん@おーぷん2016/03/26(土) 17:09:51ID:GlP
卒業式で思い出した
大学時代から社会人2年目くらいまで付き合ってた元彼女
元カノは美人だけど流行のカジュアルファッションの格好だとパッとしない
逆にクラシカルな格好だと不思議と華やぐタイプだった
卒業式も袴多数の中少人数が振袖でその中でも元カノは卒業生だけでなく教授や父兄にまで褒められていた
俺まで周りに冷やかされて照れ臭いやら嬉しいやらな気持ちになったのを覚えてる
ある友達が「お前の彼女昭和の女優顏だよなw」って言ってたがたぶん流行り顔じゃないってことだろう

社会人2年目の夏、元カノが百貨店の浴衣セールのハガキが来たから買いに行くと言い出して
その頃忙しくて会う時間が減っていて焦ってた俺は無理を言って付いていった
見立てに元カノの歳の離れた姉が付いて来ていて俺は見てるだけだったけど
催事場に着くともうセール後半なのもあって2、3組の客しかいなくてうち1組が大学生くらいの女の子とその母親らしき人だった
元カノと元カノ姉が浴衣のかかってるハンガーをカチャカチャさせていると
「お客様!こちら!こちらは?」とおばちゃん店員がしきりに他を勧めてきて
また別のおばちゃん店員が「こんなのもあるんですよ~」「こちらの方がお値段は下がりますけど柄がどうのこうので~」と別のを持ってきて
気づけば元カノの周りには4人の店員があれやこれやしていた
ふと見ると大学生くらいの女の子の方には店員1人、対して元カノ達の方に4人と余りにあからさまな態度
各々の身体に当ててる浴衣を見ると女の子の方は紺とか緑にカラフルな幾何学模様とかで元カノは白に菊とかの花
で元カノが他のハンガー(カジュアル柄)をチラ見した時店員が
「お客様はね、そういうのじゃなくて古典的な方が合うんですよ
あちらのお嬢様(女の子の方)は…ね、今時のが合いますけど、お客様はね、こういう上品な方が」とヒソヒソと囁いた
なんかすごく嫌な感じで薄笑いで「いやそんな…」しか言わない元カノにも妙に腹が立った

買い物が終わってお茶してる時に元カノ姉が「元カノ子はこういう所の店員さんにやたら着せ替えさせたくなるみたいで~
喪服買いに行った時もさ~おかげで手頃で織地が凝ったのが買えたよね~」と得意げに話してたのが鼻についた
次のデートでその事を言ったら
「あの店員さんの言い分はたしかに感じ悪かったけど私だって普段着選ぶのが難しくてそれがコンプレックスなの
ショップの店員さんに他のお客さんばかりで自分はスルーされることなんてしょっちゅうだよ」と開き直ったように返されて幻滅してしまった
その後喧嘩になって「私だって!明治くらいに生まれてたらって思うわ!」と泣きながらキレられてわけわからんもう無理
周りには勿体無いって言われたしフォーマル服や浴衣買うのとカジュアル服買うのじゃ頻度が全然違うんだからそのくらいいいじゃんとか言う奴もいた
理不尽とは思うがここぞとばかり今時の若い子を自分達の価値観でヒソヒソするおばちゃん達とそれに囲まれた彼女を思い出すとどうしても無理だった
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By okan777