金. 11月 22nd, 2024

【①はこちら】←09:55公開済み

665: 659 2017/04/12(水)00:26:40 ID:p6j

十日ほど経ち、弁護士から離婚届の受理通知が美鈴に届き離婚は成立したとの連絡がありました。
今後の手続きについて聞いた後、いつもは場数を踏んだ何処か流れ作業的で事務的な感じの弁護士が
終始困惑した口調であることに違和感を感じ、書類か手続きに不備でもあったのかと思い尋ねました。
弁護士は離婚の件に関しては問題無く受理されたが、美鈴の件で伝えたいことがあると言い
彼女が私と会って話がしたいと言っていると切り出しました。

私は断り電話を切ろうとしましたが、弁護士は慌てて、まだ美鈴とは代理人契約が残っており
騙して会わせるようなことはしないので、せめてお話だけでも聞いて頂きたい。
電話では話せない内容なのでお会いすることは出来ないか。そう言いました。私は一度だけとの条件で了承し日取りを決め、電話を切りました。

そして次の休日、もう行くことは無いと思っていた弁護士事務所へ赴き、扉を開けると
事務所は休みのようで職員は居らず弁護士本人に出迎えられ応接室へ通されました。

弁護士から美鈴が私に宛てた手紙入りの封筒を渡され、彼女に一切の助言はしていないと断りの上で以下の説明を受けました。
離婚届提出の日、男に管理されていた携帯電話を隙を見て取り戻し私に直接連絡をし、離婚を止めようとしたが繋がらず、
弁護士経由で私に連絡の最中、男に見つかり逆上して壊され

男を振り切り着の身着のままで家を飛び出し市役所へ駆け込み、離婚届の撤回を懇願したが取り合って貰えず
私に会いたい一心で住み慣れたマンションへ戻ると名札は外され空室になっており
藁にも縋る思いで弁護士事務所へ行ったものの既に閉まっており、そこで一晩を過ごしたこと。


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By mbusa