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922 :鬼女日記 2010/11/24(水) 18:03:53 0
姉の結婚が決まって、両家の家族の紹介を兼ねた食事会での出来事。
参加者は姉・両親・私と姉の彼氏・彼氏母。
彼氏父は既に他界されていて兄弟もなく、母一人子一人のご家庭だった。
姉から常々「彼氏がマザコンぽい」という話は聞いていたけど、母子二人で
暮らしてたんだからお互いが大事でも当たり前かな、と姉自身も私たちも思っていた。

食事会が始まろうかという時。
料亭の個室に全員が揃い、姉彼氏が最初のあいさつをしようと立ち上がった。
すると、
「あらやだまー君(姉彼氏)!シャツがはみ出てるじゃない!!」
彼氏母の大声。どうやらワイシャツのすそがズボンから出ていたのを見つけたらしい。
「え?うそ、恥ずかしいよママ直して」
「仕方ないわね、まー君こっちいらっしゃい」
まー君は畳に座っているママの前に仁王立ちした。
するとママはまー君のベルトを外し、一気にズボンを引きおろした。
そしてワイシャツのすそをピンピンと引っ張って伸ばし、きれいに整えて
元通りズボンをはかせてベルトを締め、くるりと一周させて背中側も確認し
おなかをポンポンと叩いて
「はい、コレで大丈夫よ。もーちゃんと着ないとダメよ、恥ずかしいでしょ」
幼稚園児の服を着替えさせるような彼氏母の行動と、それを当たり前と
信じて疑わない様子のまー君。

修羅場といえる派手な立ち回りや罵りあいは起こりませんでしたが、
私の家族は終始無言で味のしない料理をどうにか片付け
お通夜のような雰囲気でその日を終えました。
あんなまずい食事は後にも先にもありません。

ちなみに家に帰ってから両親も私も大反対しましたが姉は結婚。
その後も数々の修羅場を経験し、今は実家に帰っています。
「優しい人だと思ってた、親に反対されて余計燃え上がってしまった。
親の言うことは聞くものだ」と言っています。
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