金. 11月 22nd, 2024
684 :キチママまとめちゃんねる 2015/01/18(日) 09:27:24 ID:ZXY
私は父子家庭で育った。母親の存在を知らない。写真すら残っておらず、姿も知らない。
父は、母は浮氣の末に私を不要物扱いした最低女だと聞かされていて、それを成人するまで信じていた。
物心がついた頃から、よく自宅に父の友人と称した女忄生が入れ代わり立ち代わりやってきていた。
幼い私は女の人の友人が多いんだなぁと呑気に思っていたけど、よくよく考えたら父の彼女だったと思う。

事態が変わったのは成人式の日。父は仕事の関係で出席できず、祖母が来てくれた。
式も終わり、懐かしい同級生たちと談笑している最中に一人の女忄生が私の前に現れた。
この女忄生、A子は母の親友だと言う。
母は施設育ちで、A子も同じ。年はA子が3つ程下だが、施設時代母によく面倒を見てもらっていたらしい。

A子の話によると、母は浮氣なんてしていなかった。重度の病気が発覚し父に見放され離婚に至ったらしい。
治癒するよりタヒ亡する確率の方が高い母に親権はいかず、難なく父が私を引き取った。私が2歳になる直前の話らしい。
その後、母は何度も私宛に手紙を寄越した。その数50を超えるそうなのだが私は一度もそれを見たことがない。
私が7歳になる年に亡くなったそうで、手紙もそこでストップ。
A子は母が亡くなる一週間前に母が凄まじく落ち込んでいるのを気にしていて、どうしたんだろうと思っていた矢先に母から買い物を頼まれた。
それは鍵付きの小さなボックスで、何に使うかわからないがA子は言われた通りにボックスを買って母に渡した。
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